児童書1

リキシャ★ガール

リキシャ★ガール (鈴木出版の海外児童文学―この地球を生きる子どもたち)Bookリキシャ★ガール (鈴木出版の海外児童文学―この地球を生きる子どもたち)

著者:ミタリ パーキンス
販売元:鈴木出版
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 ポップな題名のイメージとは違う、真面目なお話。バンクラディッシュの女の子は、両親と妹と暮らしている。イスラムの国らしく、女の子は家で母の手伝い、働くなんて考えられない、外も1人で歩けない、という生活。お父さんがリキシャという人力車の仕事をしていて、疲れているのが心配の種。男の子がいないから、手伝ってあげられないのだ。
 自分も手伝いたい!と思い、リキシャを動かしてみようとするが、重くて動かず、その内、傷を付けてしまう。その気持ちを汲んで、きつく叱らない両親(TOT) しかし、まずいものはまずい。女の子は、修理屋さんで自分が働いて、修理代を稼げないかと男の子の振りをして行ったところ、なんとその修理屋さんは、女の人だった!!
 マイクロファイナンスという、個人に少しお金を貸して、女性の自立を助ける制度が紹介され、絵の上手という女の子の才能が認められ、働けるようになった、というお話。小粒だけど、心温まる。中学年くらいかな。

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靴を売るシンデレラ

「靴を売るシンデレラ」ジョアン バウアー (著), 小学館

アル中の父を持つ女の子が主人公で、靴の販売接客のアルバイトを始めたら、お客様にぴったりな靴を心を込めて選ぶ楽しさにはまってしまった。ところが、その良心的な老舗の店は、今の社長の息子が、薄利多売のチェーン店に名前を売ろうとしていた。今の社長は、おばあちゃんなのだが、主人公をつれて、支店周りの旅にでる。
 その中で、主人公は、よい子どもでいるために、無理を重ねて来たことに気がつき、アル中の父や、母や、妹と、真正面から本当の気持ちを話せるように成長してゆく。
 家族問題の部分は、よくあるテーマだと思いますが、心を込めて働いて喜びを感じる部分が面白かったですねー。

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ひとりたりない

ひとりたりない (おはなしルネッサンス)ひとりたりない (おはなしルネッサンス)

著者:今村 葦子
販売元:理論社
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 小学校の女の子が主人公。道路に飛び出した弟を助けるため、姉が死んでしまう。ショックで弟は赤ちゃんのようになってしまい、両親は酒におぼれたり、すさんでしまった。おばあちゃんに電話で助けて!と頼む主人公。そこでおばあちゃんがやってくる。何も言わず、ただ食事を作り、時間薬が効くのを待つおばあちゃん。いつしか、生活が立ち直ってゆく。そんな時、おばあちゃんが弟と2人きりの時に倒れてしまい…。

 なかなか初めからヘビーな設定です。最初読んだ時は、なんかリアルじゃない設定だなぁ…と思ったのですが、読んでいくと、女の子の気持ちが丁寧に描かれ、おばあちゃんがもう仏様のよう…。年を重ねた人の重みですね。すごいテーマなので、共感、というのとは違うけど…これが正解なのかなんて分からないけれども、読んで何か感じるところはある本だなと思いました。変に悲劇的にセンチメンタルなお涙頂戴では無かったと思います。

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フレンズ・ツリー

フレンズ・ツリーBookフレンズ・ツリー

著者:アン ブラッシェアーズ
販売元:理論社
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トラベリングパンツの続編…というか、その下の世代の女の子達の話。3人の幼なじみが、大きくなって疎遠になっている。1人はマイペース、1人はガリ勉、1人は大人ぶりたい感じ。それぞれ、母親からあまり構われなくて、知らない父親の祖母がモデルだと聞いて、モデルになりたいなどと無茶な挑戦をし、ガリ勉の子は、名誉ある夏休みの授業に選ばれたと思ったら、それがキャンプで、イヤイヤ参加したり、3人目は、かっこいい男の子に迫られて有頂天になったり。
 そうして、それぞれ挑戦して本当に大切なことを得てゆく。定番な感じの青春ストーリー。

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ガール!ガール!ガールズ!

「ガール!ガール!ガールズ!」宮下 恵茉/著 ポプラ社

 中学2年の女の子が主人公。テニス部でまったり過ごしているけれども、本当は別に仲良しでもない。誰かがちょっとしたことで順番に仲間はずれにされては、何日か経てば次の人に移るという。それで必死で話を合わせ、機嫌を取っているが、学校の超美形の男の子に声を掛けられ、名前を聞かれたせいで、無視されるようになる。
 学校に行きたくなくなった時、公園で女の子に出会う。この女の子は言葉が遅れているのと、母親が昔いじめられていたのとで、公園デビューできずにいた。
 違う年齢で似た境遇の人にあって、長期的視野を持てるようになった女の子は、自分が何をしたいのか、考えるようになるお話。
 

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13の理由

13の理由13の理由

著者:ジェイ・アッシャー
販売元:講談社
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 高校生の男の子、クレイの元に、カセットテープが送られてきた。聴いてみると、それは先日自殺した女の子、ハンナの告白テープだった。リストがついてあって、聴いたら次に回すこと、回さなければマスターテープを公表する、と。ハンナを死に追いやった人間は、震え上がって聴いて、次に回したことと思われるが、クレイはそうではなかった。クレイはハンナのことが好きだったのだ。その中身とは…。

 物語はクレイの視点で動き、ハンナの告白と混ざり合って気持ちが綴られる。2つはフォントを変えてあるのだが、これがまた明朝と丸ゴシックの違いぐらいなので、スピードを出して読めない……けど、面白かったので、良かったです。
 ハンナ曰く、皆が少しずつ関わり合って、自分を追い詰めていった…とあったので、クレイは自分が何をして傷つけてしまったのか、ものすごい緊張感で聴き出します。
 どうやら、ハンナは、セクシーだという評価を陰でされ(他の女の子を傷つけるための当て馬として)、遊んでると噂を立てられたらしい。女の子の友達も、男の子が原因で作れない。信じては利用され裏切られる。家を覗かれたり、嫌がらせをされたり。クレイも、好きだけど、すごい噂があるから、半信半疑で声を掛けられずにいた。けれどもようやく気持ちが伝わったが、その時ハンナは傷つきすぎて、クレイに打ち明けることや、頼ることもできない状態で、クレイをはねつけてしまう。クレイは訳も分からず、それ以上ふみこめない。
 やがてハンナは、犯罪現場に遭遇してしまい、怖くて助けられなかった自分を責め出す……。

 何が悪かったのかなぁ…と思う。全てが悪い方向に転がっていってしまった感じ。ハンナも本当に可哀相な良い子という訳でもなく、…まぁアメリカではそのくらいは普通なのかもしれないけど…、うーん。引きこもったり、登校拒否とか、できれば良かっただろうに…。これが普通なのだとしたら、アメリカって……生きづらい国だな……。どこで誰がどう救いの手を差し伸べれば良かったんだろうか……。そんな風に感じる本でした。

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海竜めざめる

海竜めざめる (ボクラノSF)海竜めざめる (ボクラノSF)

著者:長 新太,ジョン ウィンダム
販売元:福音館書店
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 宇宙?から謎の物体がやってきて、地球に不思議な事故が増え始めて、それをようやく目撃して、逃げ惑うお話。結構、怖い存在で、気持ち悪い描写がされているにも関わらず、なんといっても挿絵が長 新太さんなので、とんでもなく牧羊的な雰囲気(笑) いいのか(笑)
 訳の分からないものに襲われる恐怖をじっくりと描いています。

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若いうちに読みたい太宰治

若いうちに読みたい太宰治 (ちくまプリマー新書)若いうちに読みたい太宰治 (ちくまプリマー新書)

著者:齋藤孝
販売元:筑摩書房
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 斎藤孝さんの太宰治紹介本。各小説について、すごく分かりやすく解説していて面白かった。だけど、冒頭に、今の子供達の状況に対する批判…(音楽を聴いて共感してるだけ、みたいな感じ)が書かれてあって、大いに共感はするんですけど、子供本人が読んだら反発しないかなぁ…という心配が…。

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花の道は嵐の道―タマの猫又相談所

「花の道は嵐の道―タマの猫又相談所」天野頌子/著 ポプラ社 TEENS’ ENTERTAINMENT

 理生君という高校生と、その飼い猫が主人公。理生君は華道家の家に生まれたが、最近はしていない。だが、入った高校の華道部がつぶれそうなので、無理矢理入れられてしまう。優しいけど気が弱い男の子ですね。そこで、優等生だけど本当はちょっと変な女の子と、男前の男子に出会う。
 この高校では、茶道部が和室を占領しようと、華道部をつぶそうとしていた。なんとか対抗する部員達に、理生も巻き込まれていく。
 話もキャラクターもライトノベル系って感じだけど、理生が普通の子ってことと、結構出てくる皆が優しい感じなので、楽しく読めます。お金が無くてお花が買えなくて、もらって回ったり、野山に取りに行ったり。地味な活動だけど、部活って楽しそうやな~と、素直に感じられます。読んでいるひととき、楽しいほんわかした気分になれるかな。

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友だちロボットがやってくる

「友だちロボットがやってくる」羅 志偉【著】 くもん出版

 なんか前もくもん出版の科学読み物が面白かったような記憶がありますが。今回も面白かったです。人を抱きかかえるロボットを開発している、神戸大の先生の本です。
 抱きかかえるロボットを開発してみようと決まった経緯から、腕をどう曲げようとか、材質はどうしようとか、人1人の体重を支えたいし、しかし介護の現場ではあまり大きな機械はだめだし…とか、色々試して頑張ったところが、具体的に分かりやすく書かれていて、とても面白かったです。内容の良さもさることながら、文章もすごく上手いんじゃないかと思ったくらいです。また、ロボットによって人間にどう影響があるか、良い面も悪い面も考えつつ、ちょっとでも人の助けになるように…、という、作者の思いも素晴らしいと思いました。

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もっと伝えたい―コミュニケーションの種をまく

「もっと伝えたい―コミュニケーションの種をまく 」成松 一郎/著 大日本図書

 色の区別がつきにくい、といっても、同じ色に見えるのではなく、それはそれなりに違う風に見えているとか、ちょっと色の名前を書いていると、すぐ分かるとか、色々なちょっとした工夫とか配慮とか、どういうことが不便で、どうすれば分かりやすくなるのか、とても具体的に書かれていて、読んでいて、ほほー、へー、と言いっぱなし。とても興味深くて、感心しました。

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聖人と悪魔

聖人と悪魔  メアリ・ホフマン作  小学館

 ストラヴァガンザの作者さんなんですね。中世の修道院を舞台にしたミステリーということで、薔薇の名前を思い出したりなんかして。あれに比べれば遙かに読みやすいですが(笑) 子ども向けだけあって。

 主人公は、女子修道院に入れられた女の子と、殺人の疑いをかけられ、修道院にかくまわれた貴族の青年の2人の両側から描かれる。ミステリーという程、かっちりした作りではなかったですが、修道院の生活が描かれていて、なかなか楽しい。フレスコ画を書くための、石を砕いて作る絵の具を修道院で作っていて、その工程とか。
 軽く読むには楽しい本。

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黒ねこ亭でお茶を

 「黒ねこ亭でお茶を」長井 理佳 (著) 岩崎書店

 小学生のマリコは、おばあちゃんの家に越してきた。そこで、庭を歩いていると、黒ネコがお茶をしていた。紅茶の喫茶店。後は、マフラーを日向に干していたら、リスだっけな、リスのお母さんが少しずつ毛糸をもっていってしまうので、聞いてみたら、5人兄弟に毛糸の帽子を作ってやりたいんだとか。他にも色々ちょっと不思議な可愛い動物たちが出てきて、可愛くほこほこした話。女の子とか、好きそう。軽く楽しく読める。

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わすれんぼライリー、大統領になる!

わすれんぼライリー、大統領になる!わすれんぼライリー、大統領になる!

著者:R.W. アリー,クラウディア ミルズ
販売元:あすなろ書房
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  ライリーは注意力散漫な普通の男の子だが、音楽が大好き。学校の音楽授業にサックスで参加したいと思うが、月々のレンタル料も払えないし、お母さんには勉強もちゃんとやらないのにダメだと言われてしまう。そこで、課題を頑張ろうと思ったのだが、その時出された課題は、伝記を読んで、レポートにまとめて、最後仮装パーティでその偉人の格好をすること。ライリーはルーズベルトが当たる。最初は文句タラタラだったが、ルーズベルトが困難に負けずに頑張る姿に励まされ、なんとか友人のお兄ちゃんがいらないサックスをゆずってもらうために、お金を貯めようとがんばる。
 他のクラスメートはヘレンケラーとかガンジーとか、結構楽しそう(笑) 自分がやるのは恥ずかしいけど。

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ムーン・ランナー

「ムーン・ランナー」キャロリン・マーズデン/作 ほるぷ社

 アメリカの女の子ミーナの話。ミーナは転校生で、不安だったが、すぐ友達に入れてもらって、今では仲良し4人組。その中には、学校で一番足の速い子がいたのだが、ふとしたきっかけで、ミーナも走りに目覚め、その子を抜いてしまう。そこで、なんとなく気がとがめて、ぎくしゃくしてしまう。そんな気持ちのせいで、マラソン大会も思いっきり走れず、余計に話してもらえなくなる。個人走で対決するのが嫌なミーナは、先生に頼んで、リレーの子と交代してもらう。対決するより、チームメイトになる方が仲良いままでいられると思ったのだが、全然前の関係にもどれなくて…。
 他の友達に励ましてもらい、きちんと自分の気持ちを伝えたミーナに、友達は、きちんと答えてくれたのだった。

 ありがちな話の設定だし、本の見た目も軽そうなんだけども、ちゃんと自分で勇気を出して解決したあたりが、最近の読み物にしては、珍しい。大体、勇気を出して終わりがおおいので。上手くいきすぎ…かもしれないけど、まぁ、軽くまとまってたし、悪くはないかなと。そりゃーまー、名作と比べるとそこまでのレベルにはいたってないけど、うーん、割と…、こういう悩みって多いと思うし、いいんじゃないかな。

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Lost and Found―さがしもの

Lost and Found―さがしもの (teens’ best selections 16)Lost and Found―さがしもの (teens’ best selections 16)

著者:石崎 洋司,香谷美季,永井するみ,長崎夏海,花形みつる
販売元:ポプラ社
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 さっきのひかりものと同じ種類で、こっちは関東勢。感想も大体同じ。植物園に行ってまったりするのが好きな女の子の話とか、分かるーって感じだし。女の子の友達の微妙な感じとか。面白かったです。

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Twinkle―ひかりもの

Twinkle―ひかりもの (teens’ best selections)Twinkle―ひかりもの (teens’ best selections)

著者:香月 日輪,後藤 みわこ,ひこ・ 田中,寮 美千子,令丈 ヒロ子
販売元:ポプラ社
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 アンソロジー。ひかりもの、というテーマで、いろんな作者が書いてます。こっちは関西の作家さんが書いただけあって、行ったことあるところが出てきて、なかなか楽しい。主人公は中学生で、今の学生という、同時代性もポイント高。意外にないからなぁ…。粒ぞろいで、軽くて楽しい、ちょっとほろ苦い感じで、楽しめるのでは。

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大学受験に強くなる教養講座

「大学受験に強くなる教養講座」横山 雅彦/著 ちくまプリマー新書

頭の良い大学の小論文問題は、英語の原文が出て、それについて意見を書くらしい。英語が読めるだけでは分からなくて、その内容についての知識がいるらしい。で、その内容について、色々紹介している本。…読んでもさっぱり分からん。哲学なのか? 社会学なのか? 経済学? 文系って…、これが世紀の名著とか言われても、なんでかよう分からん…。でも、あまりにも知らなさすぎて、読むと、なかなか面白い。へー、の嵐。
 既に詳しい人は、読まなくて良いと思います。それにしても、ちくまプリマーよ。これを児童書のくくりで出すか…。

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ピアノ調律師

ピアノ調律師 ゴフスタイン/著 すえもりブックス
 お祖父さんと孫の愛情がが心暖まるお話しでした。お祖父さんが両親を亡くした孫をひきとって育てているんです。お祖父さんはピアノ調律師で、孫の女の子をピアニストにしたいな~と夢見ているんですが、当の女の子はお祖父さんのする調律の方に興味がある。著名なピアニストが予定外に町にやってきて、お祖父さんが調律することになったので、お祖父さんは孫に、元々の予定だった近所のピアノの調律は延期して欲しい、と言付けを頼む。孫はこれはチャンスだと、自分でピアノを調律しようとする。帰りが遅くて心配になったお祖父さんが、迎えに来て、孫の気持ちに納得するのでした。
 この時、お祖父さんの古い道具で調律したため、女の子は上手くいかなかったんです。そこが夢物語っぽくなくていいですよね。お祖父さんが、これからちゃんと教えようってことになりましたし。ただ、彼女に合った道具一式をプレゼントしてもらえたっていうラストは、「え~高価なものなんじゃないの~。いいの?もらって~」と思いましたが(苦笑) それは私のひがみ根性か(笑)
 見た目は挿絵も多いしそんな字が多くないので、小さい子向けに見えますけど、テーマにしても、絵のオシャレな雰囲気にしても、意外に大きな子向けなのかも・・・・。うーん。大人からの期待と自分の希望の間で齟齬が生じる年齢くらいからがいいんじゃないでしょうか。

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ワッハワッハハイのぼうけん

ワッハワッハハイのぼうけん 谷川 俊太郎/著 新風舎
 こーゆーのは、もう大人になってしまった悲しさを感じますね。きっと子どもの頃読んだなら、面白かったんだろうな・・・。言葉遊びに満ちた本なので、ストーリーを追う内容じゃないんですね。だから、じっくりそれを楽しみながら、自分で能動的に楽しみを拾い集めながら読む本だと思うんです。でもこっちは、常に追い立てられている状況で、これは・・・辛い(T・T) 三分の1読んだだけでも、えらい時間がかかるので、ああもう、こんな時間だよ・・・と思ってしまう。 子ども達、今の内に読んどきな~。最近の子は忙しいだろうけど・・・まあ、和田誠さんのイラストだし、手にとってもらえるでしょう。 

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気分はもう、裁判長

「気分はもう、裁判長」 北尾トロ/著 理論社よりみちパンセ
 よりみちパンセシリーズは、今まで読んだのは全部面白かった・・・って、あれ?「オヤジ国憲法で行こう!」読んだのに、感想書き忘れてる?! しまった、内容が殆ど思い出せない!! 「14歳からの仕事道」も(T・T) こんな事だから、いちいち残してるのに・・・。
 この本のテーマは、裁判。傍聴が趣味という作者が、色々な裁判(窃盗や離婚など)を分かりやすくレポしています。犯人や被害者それぞれの立場や、裁判官や弁護士などの仕事内容、裁判官がお昼に食堂でご飯を食べている姿までレポし、色々な角度から裁判を知ることが出来ます。全体に話口調だし、それぞれの気持ちを推し量ってたりするので、知識量としては少ないですが、もっと裁判の専門的なことを知りたいな、と思った人のために、短いコラムでミニ知識も書かれていて、知識欲も満たしてくれます。ちょっと導入で数ページマンガが入ってて、それがまたナニワ金○道を線を細かくしたような絵柄なのでビクビクしましたが、4ページぐらいなので、この量のマンガでひっかかることはないでしょう。
 これから陪審員制度も始まることですし、丁度良いのではないでしょうか。勿論これだけで調べ物やレポートはできないので、きちんとした知識だけの本も欲しいところですね。まあ、制度が近づいてきたら、便乗して色々出版されるでしょう。

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路上のヒーローたち

エリザベス・レアード (著), 評論社
 エチオピアの二人の男の子が主人公。一人は母親を亡くし、人さらいにだまされて、農村に売られ、牛飼いをさせられて、逃げ出して、アディスアベバに戻ってきて、ギャングというか、ストリートチルドレンの仲間に入る。
 もう一人は、良いとこの子なんだけども、勉強に向いてなくて、偉いお父さんに怒られて、すごく厳しい人に預けられることになり、それが嫌で家出して、墓地で寝ているところ、一人目の男の子に出会い、一緒にストリートチルドレンになることに。

 面白い。けれども。少し物足りない。もし、この本の舞台が、エチオピアでなくて、普通にニューヨークとかだったら、魅力は半減してたかも。貧乏の男の子の苦労や受難はすごく親身に読めるんだけど、金持ちの男の子の方が…、文才があるらしく、勉強しててもすぐ空想にふけり、心に翼が生えている男の子。そら、怒られるやろ(笑) そこんところの、どうしても勉強できない、どうしても厳しい人に預けられるのは嫌、という部分が、あまり共感できないんですよね…、私は大人だから…(^_^;) 
 それから、最後の方に向かっての展開が、すごくハッピーエンドで、上手くいきすぎかなーみたいな。もっと、深みが欲しかったなぁと、欲張ってしまいます。でも、あんま子どもが苦労するのもねえ…、こーゆーのは社会が大人がいけないんだし、なんて思ったりもします。この、ストリートチルドレンのボスの、人物がもっと詳しく書かれていたらなぁ…なんて。なんであんなにものの道理の分かった子なんだろう?
 面白いお話だっただけに、色々とこちらも興味が湧いて、少し物足りないなぁという気持ちになってしまうのでした。

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エマ・ジーン・ラザルス木から落ちる

「エマ・ジーン・ラザルス木から落ちる」ローレン・ターシス /著 主婦の友社

 エマ・ジーンは、割と観察眼のある、落ち着いた、一歩引いて人を見る女の子。何をそんなバカ騒ぎをしているのかとか、さっぱり理解できず、なかなか輪に入れなくて、自分は変わった子なんだと思っている。
 そのクラスメートのコリーンは始終空気を読んで、いじわるなローラにおびえながらすごしている。ある時、親友とのスキーをローラにとられて泣いていたコリーンを、エマ・ジーンが見つけて、助けてあげようと思うところから、物語は始まる。
 エマ・ジーンは良かれと思って、スキーの日にチアガールがあるとローラに嘘の手紙を書き、ローラがスキーから手を引くようにしむける。しかし、そんな手紙が嘘だとローラは分かって、犯人捜しを始める。
 エマ・ジーンが自分に勝手にそんなことをしたと知ったコリーンは、ますますおびえてしまうが、エマ・ジーンは、どうせバレないと思ってのんきにしていたら、ばれて、コリーンが傷ついて嫌われたことにショックを感じる。

 コリーンは勇気を知り、エマ・ジーンは、人と関わることを学んで終わり。

 まぁよくあるパターンだけど、小道具がきいてて、結構分かるなーという感じ。まぁまぁ面白かったです。

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ペニー・フロム・ヘブン

 「ペニー・フロム・ヘブン」 ジェニファー L.ホルム /著 ほるぷ出版 
 ペニーはお母さんと祖父母と暮らしている。父親は小さい時に亡くなった。父方にはたくさんのおじさんがいて、イタリア系なのですごく賑やかで、とてもかわいがってもらっているが、なぜか、母とそのおじさん達は疎遠だった。
 そんなおじさん達と、いとこのやんちゃな男の子、それから何かというと第二次世界大戦の話をする、認知症のおじいちゃん、料理の下手なおばあちゃんとの、毎日が綴られる。牛乳配達の男の人と、お母さんが恋に落ちて、ペニーは最悪な気分になったり。

 そんな日常の中で、ペニーは大けがをし、それが元で、父の死にまつわる、アメリカとイタリアの過去を知ることとなった。

 まぁ、最後の戦争の話はいきなりでびっくりですが。それは抜きにしても、イタリア系の大家族な雰囲気とか、そういう日常の描写が面白かった。ちょっと、地味かな。そんな大きな派手な展開があるわけではないので。

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トライフル・トライアングル

「トライフル・トライアングル」岡田 依世子/著 新日本出版社
 「ぼくらが大人になる日まで」を書かれた方なんですね~。好みで言えば、こっちの方が私は好きかな~。男女の双子の男の子の方が主人公。男の子の方は、ビーズが好きで、女の子は空手(だっけ…柔道…かな…)が強いということで、少し、気にしている。その2人が住むマンションの下に、喫茶店が出来て、なかなかかっこいい女性が店長のようだ。ある日、両親が遅くなる日に、喫茶店に行ってみようと思い立ち、トライフルをごちそうになり、仲良くなる。ところが、彼女は実は、性同一障害で女性となった人だった。割り切って仲良くする妹だが、主人公は、どう接して良いか分からなくなり、傷つけてしまうのも怖いし、なんとなく避けてしまう。このあたりの心情はうんうんって感じで良かった。後、小学生が2人で喫茶店へ行くドキドキ感も。
 妹にビーズが趣味だとばらされて、学校に行くのが嫌だと言う主人公を、彼女は優しく励ましてくれ、ビーズをもっと本格的に学び、将来の職業にする夢を抱くようになる主人公。ところが、ある日、強盗が喫茶店に入ったことから、彼女の過去がマンションの人たちにバレてしまい、いわれのない差別から追い出されそうになってしまう…。

 えー。面白かったです~。正直、この個性を認め合おうというテーマは、正直非常に読み飽きていて、途中、うわーまたかー…と思わなくもなかったですが、主人公が素直に書かれていて、妹のキャラクターも良く、うん、まぁ、素直さにほだされたという感じ。ちょっと彼女が過去を語るあたりとか、説明口調になってしまい、多少どこかで聞いたことあるような気がしてしまいますが…、あの…、フェアトレードのコーヒー使ってる所とか、作者の思い入れが伝わってきて、それが微笑ましく感じる良い面もあり、ちょっと作者の存在がちらついて、作品としての一つの世界が崩れてしまう、現実に引き戻される残念な面も感じたり。うーん。ちょっと、学校の先生に好かれそうやなぁという、印象はありますね。
 でも、お話として、まあまあ暖かい気持ちになる、読んで純粋に楽しいと思う部分も持っていたので、なかなか楽しいなぁという読後感でした。ちょっと物足りないと言えば、主人公が後一個くらい、自分から動く場面があったら面白かったかなぁ~。まぁ、大人しい男の子という設定だから、こんな位かなぁ。

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どうなっちゃってるの!?クレメンタイン

どうなっちゃってるの!?クレメンタイン (クレメンタイン 1)どうなっちゃってるの!?クレメンタイン (クレメンタイン 1)

著者:サラ・ペニーパッカー
販売元:ほるぷ出版
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 クレメンタインは、なかなか大人にとっては大変な女の子。興味や思考がクルクルと回って、大人の言うことをきいてくれない。友達を力づけようと、友達の髪を切ってしまったり。当の友達は気に入って喜んでいても、親からしたらとんでもないことだったりして。いつもいつも本人は悪気なく、良かれと思ってやることが、奇抜すぎて、大騒ぎに。本人だって、自分が俗にいう良い子ではないことは分かっていて、困らせているなぁと分かっているけれども、わざとやっているわけではないから、直しようもなくて…。
 けれども、両親はそんなクレメンタインの良い部分をきちんと分かっていて、叱る部分は叱り、褒めるところは褒め、愛している。物語の最後には、そんなクレメンタインの自由な発想が役に立ったりして、とても読んでいて楽しくて、気分の良いお話でした。

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アリスは友だちをつくらない

 「アリスは友だちをつくらない」グニラ・リン・ペルソン/著 さえら書房
 アリスは小学校四年生で、友だちのアンを一緒に遊んでいる時に、交通事故で亡くしてしまい、もう友だちは作らないと決めている。運悪く父親の仕事もダメになり、両親は出稼ぎに。祖父母の元に引き取られ、新しい学校に行くことになる。転校しても、ツンケンして友だちを作ろうとしない。

 そんなクラスにはもう1人浮いた存在の男の子がいた。言葉もおぼつかない彼は、実はトルコの外国人労働者の息子で、父親について短期間であちこちに行っているからなんだけども、言わないから、誰も知らず、先生も彼にイライラしている。(先生位、察しが付いても良さそうなもんだが・・・)

 しかし、鳥がガラス窓に激突してから話が一転する。男の子はその鳥をかくまって看病するが、学校のロッカーに入れているのが見つかってしまう。アリスは、その鳥とアンを重ね合わせ、自分の家のアパートの鍵を彼に貸してしまう。そして鳥を通じて2人はお互いのことを知るようになる。

 うーん・・・。普通に読みましたが・・・、あまり児童書という感じはなく、本当に普通に自分が本を読むというスタンスで読めてしまいました。非常に大人っぽい印象です。文章が落ち着いていて。なので、一体何歳の子対象の本なのかしら・・・? 子どもに手渡すイメージが湧きません・・・。うーん・・・。決して悪い本ではないし、いいんだけど・・・。不思議だなぁ・・・。

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100パーセントレナ

「100パーセントレナ」ステファン・ボーネン/著 日経BP社
 高校生の姉が突然自殺してしまう弟が主人公のお話。悲しみにくれる日々と、思い出が交互に現れる。うーん、読んで泣くというお涙頂戴ではなく、とても淡々と日々波のように押し寄せては引いてゆき、普通に学校に行ってはふと思い出したりという感じが、すごくしっかりした観察眼で書かれています。個人的には、すごく納得して読みました。それだけに、こんな子どもの一人称の割には、しっかりしてるとか、言われるかもしれないですね。どうなんだろう、大切な人を亡くした気持ちは人それぞれでしょうから・・・・・。他の人の感想を聞いてみないと分からないなぁ・・・。

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絶体絶命27時間!

Book絶体絶命27時間!

著者:キース・グレイ
販売元:徳間書店
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 イギリスの高校生の男の子が主人公。転校早々、学校で鞄をひったくられる。散々追いかけて教室に戻ってみると、机に鞄がある・・・。そして、先生が財布を盗られたといって、検査が始まり、彼の鞄の中にその財布が入ってあった・・・。
 まぁ、絶体絶命なんですけども。いきなり退学を言い渡されるって、イギリスってすごいね・・・。何千人という、マンモス校で、大学みたいに教科でクラスが違うらしい。先生も全く聞く耳なしだし。転校早々でこんなに信用しないなんて・・・・。
 先生の指導室で待っていろと言われて、待っていると、男の子が窓の外から「入れてくれ」と言うので、不審がりつつも、いれてやった。男の子は、ファイルを盗って去っていった。後に、これが成績表だったらしく、二重に主人公は窮地に陥る。
 つまり、学校の中の事件なのに、学校がでかすぎるために、生徒も先生も全然顔を把握してない世界なんですね。生徒が購買部の管理を任されて?タバコやら麻薬やらも売って、一番悪い奴が学校で稼いでいるのだった。なんか、私にはよう分からん世界である。悪い奴らの目印は、黒いアディダスを履いていること。分かりやす!!(笑)

 この本の面白さは、この閉ざされた空間で悪い奴をあぶりだし、その罠をどう逆転するか、というところ。まぁ、筋書きとしては、充分面白くできてると思いました。それから、悪い奴の彼女がちょくちょく助けてくれ、悪女なのかそうでないのか、分からなくてミステリアス。ただねぇ・・・。わざわざ時間をかけて読んで、心に残るかって言われれば、どうかなぁ・・・・。主人公が、今ひとつ特徴がないというか、私の萌えツボは無かった・・・。孤軍奮闘なので、友情に萌える箇所もなく・・・。そう。萌え所がこの本には無い!! 残念!! そんなもん無くて良い方にはどうぞ。

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彼岸花はきつねのかんざし

彼岸花はきつねのかんざし

  主人公の女の子は、結構田舎に住んでいて、森やら竹藪やらが身近にある。時代は戦時中。
 その村には、きつねが住んでいて、人を化かすきつねのことを皆は「おきつねさま」と呼んでいた。竹藪の中をずーっと迷子でクルクル歩かされたり、畑のイチゴを全部食べてしまったり、と、結構ハードなイタズラで、主人公はおきつねさまを畏れていた。そんな時、森で子ぎつねと出会う。「オババの言っていた子どもだ・・・」と言われ、後で分かることだが、主人公の祖母をよく化かしているきつねの孫ぎつねらしい。「何に化けて欲しい?」と聞かれ、怖くて何も言えない主人公。だが、その後もその存在をちょこちょこと感じ、少し会話もしたり。
 主人公が作った花輪を持っていってしまったので、キツネに似合うようにわざわざつくってお地蔵さんにお供えしておいたら、ちゃんと無くなっていたり、花畑で追いかけっこしたり。子ギツネは本当にまだ小さい子どもで、無邪気で、楽しく遊ぶ。

 ある時、子ぎつねに「何が欲しい?」と聞かれ、困った主人公はきつねの嫁入りを思い出し、「白い彼岸花」と答える。きつねが「町の近くにあるよ」と言ってしばらく姿を消した頃、町には原爆が落ちた・・・。

 前半はとにかく、この人々とおきつねさまの交流が、楽しく描かれる。楽しいといっても、本人達はすごく怖いのだが、不思議な存在を尊重する、自然への畏怖を感じさせる。古き良き日本の暖かい家族・・・、そして可愛い子ぎつね!! ホクホクさせておいて、いきなり原爆である。えぇっっ、そんなテーマの話にするつもりだったのか!!! なんてひどいことを!!(怒) この部分が、いるかいらないかは、読者の好みだろうなぁ・・・。こんな悲劇が無くても、充分心に暖かい物が残る一作。

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バディ―たいせつな相棒

バディ―たいせつな相棒バディ―たいせつな相棒

著者:V.M.ジョーンズ
販売元:PHP研究所
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 主人公は12才の男の子。両親は離婚して父親と2人暮らし。そこへ、再婚相手として、スーザンという若い女性がやってくる。「母親」というイメージが全くない若い彼女と、すっかりウキウキしてかっこつけてる父親とで、家の雰囲気が変わっていくのが嫌で仕方ない。
 実は彼には双子の兄がいるが、幼少時の事故によって、多分知能も子どものままで、車椅子状態だが、双子故か、言葉はなくても心は通じ、「バディ」と呼んでいる。でも、友達にバレると、変に同情されるのが嫌で黙っていた。ところが、ライバルに一緒にいる所を見られて真っ青になる。ライバルに勝ちたいがために、事故のトラウマで泳げないのを克服し、トライアスロンで対決しようとする。
 後は、転校生の女の子が気になったり・・・。水泳を克服することにより、自信もついて、イライラすることもなくなり、スーザンの事を知る毎に印象も変わり・・・といった内容。

 ラストは、車椅子の兄と一緒にゴールする。

 非常に真面目に書かれた内容です。素直に描かれていて、文章も下手じゃないし。最近多い、ひたすらダメな大人とか、不必要なまでに虐げられた主人公とか、そういうのはありません。とても気持ちよくススーッと読めます。ただ、全体を通して思い出すと、全部すぐ上手くいってるなぁと・・・・。水泳もトラウマの割には、それほどの困難だった訳ではないし・・・・。もうちょっとどこかで挫折して頑張る箇所があったら、読み応えがあったかも。
 それにしても、また離婚・・・。そんなに・・・・普通の問題なんですねぇ・・・。

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〈カラス同盟〉事件簿

〈カラス同盟〉事件簿―シャーロック・ホームズ外伝〈カラス同盟〉事件簿―シャーロック・ホームズ外伝

著者:アレックス・シモンズ,ビル・マッケイ
販売元:あすなろ書房
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 シャーロックホームズは子どもの頃に読んだのでさっぱり覚えていないのですが、子どもの助手みたいなのがいたようです。その設定を借りて書かれたのがこのお話し。主人公の少年は、ホームズに頼まれた調査をして、報酬を得ていた。ところが、街で見かけた悪人をつけている内に、見つかり、友達は殺されてしまう。自責の念にかられて、ホームズに相談しに行くこともできない内に、その友達の弟が、誘拐されている男を見た言いだし、それがホームズだという可能性が出てきた。
 弟まで殺されては嫌だと思い、しぶしぶ悪人について調べ始めるが、もっと悪い黒幕がいるらしい。その内、姿を見られて狙われるようになる。
 話がしっかりしていて、とても読みやすい。登場人物については、まぁ・・・私はあまり外国の話に出てくる子ども達は、自己主張が激しすぎてあまり萌えないんですよね・・・。普通です。ミステリとか謎解きではなく、巻き込まれている内に、少しずつ手がかりが集まって、事件が露わになるというタイプです。

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生命科学の冒険

生命科学の冒険―生殖・クローン・遺伝子・脳 (ちくまプリマー新書 73)生命科学の冒険―生殖・クローン・遺伝子・脳 (ちくまプリマー新書 73)

著者:青野 由利
販売元:筑摩書房
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 タイトルそのまんまの内容。広く分かりやすく書かれていました。

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花になった子どもたち

花になった子どもたち (世界傑作童話シリーズ)花になった子どもたち (世界傑作童話シリーズ)

著者:ジャネット・テーラー・ライル
販売元:福音館書店
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 姉妹が主人公。2人はお父さんが仕事で忙しいため、田舎のおばさんの家に嫌々あずけられる。おばさんの家はすごい荒れてる広い庭があった。2人は母親を亡くしていて、姉は妹を母親代わりとして面倒を見ようと思っているが、かなり無理して頑張っている。妹は、ワガママ盛りで、これは読んでいても本当に!!もう外国の子どもってなんでこう自己主張が激しくてワガママなんだ!!と、正直イライラする程の真に迫りっぷり。自分で決め事をつくっていて、階段は後ろ向きに登るとか、何十というぬいぐるみと一緒に寝るとか、やたらと細かく決まりを作って、守れないと当たり散らす。
 さて一緒に暮らし始めて、おばさんがひとつだけ2人に合わせられなかったことは・・・・

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ホタルの歌

「ホタルの歌」原田 一美/著 未知谷
 復刊本。先生が記録したノンフィクションです。四国のすごく田舎の地方の、かなり昔のお話し。そこの山の谷には、網もいらないくらいホタルが飛んでいたが、子ども達位しか知らず、誰も貴重なものとは思っていなかった。しかし、それを担任の先生が見て、「雄と雌の違いは?」「なぜ光るの?」といった、素朴な疑問を感じる。本を見てもいまいち詳しくは分からず、先生と生徒は一緒に研究することに。そして、それは生徒の熱心さにより、どんどん本格的なことになり、村の人も巻き込んでゆく。そして、えーと、学校別で理科の調べ物を発表する大きな大会があるらしく、四国で一等賞をとる。そしてホタルの里として、国の保護地域に指定される。
 田舎と言うことで引け目を感じていたのに、これによって郷土を自慢に思うようになったり。私も年を取ったのかしら、子ども達が頑張っている姿を読むと、なんかもう弱い・・・。ズルいよ、子どもは。
 舞台はすーごく昔で、さすがにちょっとどうかな、今の子ども達に通じるかなと思いつつ。なんたって、昭和でSHOWは無理だしさー。ファンタジーみたいに平気で読むかな。ただ、せめて、字組くらい新しく読みやすいフォントにしてくれても良かったのに~~。しかし、コツコツとホタルを観察して飼育して・・・、という過程は、生物学的に面白い。

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ポティラ―妖精と時間泥棒

ポティラ―妖精と時間泥棒ポティラ―妖精と時間泥棒

著者:コルネーリア・フンケ
販売元:WAVE出版
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 作者名だけで読んでみようかと思い・・・・忘れてました~~私、FTは苦手だった~~(涙) 頑張って読みました・・・。妖精が悪いヤツにやられている所を、たまたま通りかかった男の子がたまたま助けます。そして、妖精と一緒に妖精の丘を取り戻すお話し。キーワードとしては・・・、男の子はおばさんの家に預けられていて、そこにいるやんちゃな双子の男の子に振り回されている。隣の女の子とは仲が良い。女の子が赤い髪だったため、その髪で帽子を編み、その帽子をかぶると、妖精の丘に再び入れるようになる。妖精にとっては、双子というのは、怪物に見えるらしい。
 後書きによると、色んな局面が、現代の色々な問題の写し絵になっているようですが、何しろFTオンチ。そう言われても、はぁ・・・ほぉ・・・とつぶやくばかり・・・。すみません。勿論、フンケです、しっかりした話でした。私の読解力が無くて申し訳ない。絵が・・・甘くないので、これまた親近感を持たせないという・・・・。すみません・・・。FT好きな方どうぞ・・・。

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パパとミッポの星の3号室

パパとミッポの星の3号室 (新・わくわく読み物コレクション 10)

著者:田部 智子
販売元:岩崎書店
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 可愛くて楽しくてほんわかした、珍しく道徳的な教訓めいたものがないお話しでした!! ミッポちゃんは母を亡くしてパパと2人暮らし。そこにお手伝いさんがやってきます。引っ越してきたアパートは、1階2階と呼ばず、星とかで呼ぶからこのタイトル。この建物は不思議な建物で、エレベーターに乗ったら不思議な世界に入ったり。アンティークのコップを使ったら、誰かを呼び出せたり。もちろん呼び寄せたかったのは、お母さん・・・(TOT) お手伝いさんの秘密のデートを尾行したり、お父さんは作家さんなので、その担当さんとお父さんが再婚すると勘違いして大騒ぎしたり。ちょっとほろっとする所もありつつ。
 軽妙とも言えるし、もう少しガッツリあってもいいかなとも思うし、でも読後、にっこり笑顔になれると思います。

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きつねのフォスとうさぎのハース

きつねのフォスとうさぎのハース

著者:シルヴィア・ヴァンデン・ヘーデ
販売元:岩波書店
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 なんで、表紙画像がないんですか_| ̄|○ 絵が大事なのに。
一緒に暮らしているフォスとハースのお話しなんですが・・・・この2匹の関係って一体? 同居というより、同棲?!(笑) だってなんだかいちゃいちゃしてる・・・・。ケンカしても痴話ゲンカ・・・。美人の小動物がやって来て、浮つくフォスにイライラするハース。・・・・萌えが漂っていると思うのは私だけか・・・・。
 えと、段落毎に挿絵が付いているので、絵がないと読めんなどという人にお勧め。

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おはようスーちゃん

おはようスーちゃんおはようスーちゃん

著者:ジョーン・G.ロビンソン,中川 李枝子
販売元:アリス館
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 この作者と訳者を見て、拒否できる人がいるだろうか(笑) 女の子の楽しく暖かい日々が描かれています。とてもほのぼのしていて、良い本だと思います。が、私は個人的には少々この手の児童書は読みすぎて飽きてきました(笑)

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スリースターズ

スリースターズスリースターズ

著者:梨屋 アリエ
販売元:講談社
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 中学生の女の子3人の物語。3人とも、親に愛されていない。1人は金持ち過ぎて金だけ与えておけばいいという感じ。1人は金もなく異性にだらしなく挙げ句に蒸発。1人は、普通の家庭だが、愛と支配をはき違えている。そんな3人の女の子が、それぞれクラスで上手くいかず、ブログとかメールで知り合う。単なる興味やら、軽いノリ、成り行きで会い、自殺未遂をしたり、そして、学校を爆破しようと考える。しかし、それもどこか口だけで本当に実行するとか、したらどうなるとかの意識が希薄。しかし、色々あって、自分、というものを見つめ直してゆく話。  結構、典型的な境遇の設定だなと思いますが、クラスで浮いてしまう過程がいかにもありそうで、ぐいぐいと読み込んでしまう。しかし、このメールの文体の明るさの空虚さは悲しくなるなぁ・・・。こんないつもハイテンションで書けないだろうに。ブログでの人格なんて虚像だろうに、これで逆に疲れないだろうか(-.-;) 大変だなぁ、今の子は・・・・。

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タンポポ空地のツキノワ

タンポポ空地のツキノワ (あさのあつこコレクション 3)タンポポ空地のツキノワ (あさのあつこコレクション 3)

著者:あさの あつこ
販売元:新日本出版社
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 主人公の女の子は、野良猫を追いかけていくと、草原に出て、そこで同じ学年の女の子と出会う。どうやら、その猫と前から知り合いだったらしく、猫のことを訳知り顔で話すので、主人公はちょっとカチンとくる。何度となく、草原で猫の話をするうちに、元々その子の家の猫だったこと、親が猫を飼うことに理解がないこと、など、色々な話をするようになる。しかし、そんな学校の外での交流は、クラスには持ち込まないでいた。しかし、友達にせがまれて、ついつい主人公はそのことを話してしまう。結果的に宝物を吹聴されたようなことになり、女の子は気に入らない。そして、クラスの男子の飼っていたハムスターが、ツキノワに食べられてしまう。あ、ツキノワというのが、主人公がつけた猫の名前。
 2人の女の子の心のやりとりがなかなか面白い。女の子女の子してないで、クールで、自分という物を持っていて、無駄なお喋りが嫌いな女の子。結構、割とお節介風な主人公。ケンカして謝ったり、そんなことがすごくドキドキします。

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おじいちゃんの絵

おじいちゃんの絵 (童話の泉)おじいちゃんの絵 (童話の泉)

著者:西尾 ふみ子
販売元:けやき書房
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 短篇集。タイトルの「おじいちゃんの絵」は、男の子が公園で絵を描いているおじいちゃんに出会い、仲良くなる。学校での悩みなど、何でも話せる友達になるが、おじいちゃんは絵を描きに田舎に一時戻ると言い、お別れに男の子の肖像画をくれる。戻ってくる約束の日が過ぎてもおじいちゃんは帰ってこなかった。ところがある日町で…。  後は、走りが苦手で、リレーの練習で転んでしまった女の子。それでいじめられかけるが、勇気を出して言い返し、朝練をしていると、少し苦手だと思っていた活発な女の子に、声を掛けられる。それから、ケンカばかりしている兄弟が、母の入院をきっかけに、助け合うように。  あらすじで描いていると、いかにもなんか「いい話」ですが、文章が上手いのか、「いい話」のいやらしさとかは私には感じられず、素直にほのぼのした話だなと思って読めました。ちょっと、10年前くらいの日本かもしれませんが。作者の暖かい気持ちが感じられました。なので、もう少し、子どもが手に取りそうな装丁にしてほしかったなぁ(^-^;; 背表紙なんて、タイトルが白地に明朝体ですよ・・・・。もう少し今っぽくすれば、全然読めるのに、これまた古い地味な装丁・・・。どうしてなの、折角楽しいなぁと思って読んだのに・・・。

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赤い鳥の国へ

赤い鳥の国へ赤い鳥の国へ

著者:アストリッド・リンドグレーン
販売元:徳間書店
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 リンドグレーンなので、私がつまるとかつまんないとか言う立場には無い訳ですが。絵も美しいし、何も言うことはございません。でも~~悲しい~~。こんな話は悲しい~~。親を失った兄妹がひきとられたのは、農家で、ただの働き手として。遊ぶ時間も満足な食事も与えられない。冬になれば学校に行ける、それだけを心の支えにしていたのに、学校でも貧乏を笑われ、楽しい場所ではなかった。そんな灰色の毎日の中、雪の中を通学途中、赤い鳥を見つける。ついていったら、そこは常春の世界。子ども達が遊び、沢山のおいしい食べ物。秘密の幸せな時間を見つけた2人。でも家に戻ったらまた苦しい生活。そんな毎日をすごしていた2人は、とうとう常春の世界から戻らない選択をして話は終わる。これを幸せというの?!(T・T) 童話だからいいの? 私が大人だからこんなに悲しいの? 子どもが読んだら幸せな気分になるだけなんだろうか。ああ、子どもに戻って読みたい・・・。文章による情景描写、挿絵の美しさは流石です。でも・・・・(T・T)

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発明家は子ども!

「発明家は子ども!」 マカッチャン/著 晶文社
 割と最近のそんなに名を知られていない発明が取り上げられていて、子どもでもこんなに頑張って大人顔負けのすごいことをしたんだよ、という話がいくつか入っています。科学者の伝記が元々好きな私には楽しい本でした。テレビを発明したり、ロケットが好きで子どもの頃から勉強して、ロケット開発に携わったり。点字の発明者の章は泣いたわ・・・・(T・T) あと、冥王星にプルートという名前を付けたのは、女の子なんですって。ちゃんと、星の特徴に基づいて、ギリシャ神話から探して名前をつけるそうです。そのぴったりの理由ってのがまた、すごいですね~。ただ、これどこの棚になるのかしら・・・。伝記? 科学?

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おわりから始まる物語

おわりから始まる物語おわりから始まる物語

著者:リチャード キッド,ピーター ベイリー
販売元:ポプラ社
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 面白かったですよ。少年が田舎町に越してきて、友達もまだ作れてない感じの時に、おじいさんと知り合います。おじいさんは家の庭の池で鯉を育てるのが趣味で、これがまた立派な鯉でした。学校で同級生と話しててついつい鯉の話をしてしまい、嫌々友達を連れて行ったら、その友達が鯉を傷つけてしまいます。友達は逃げ出して少年だけつかまり、おじいさんと気まずくなってしまいます。そんな中、鯉が盗み出されているのを目撃してしまい、色々あって鯉が運ばれるトラックに入り込んでしまいます。トラックはこのまま港に行って、フェリーに乗って国外に出てしまうでしょう。さてどうなる?!
 まあ大体こんな話なんですが、私は文句が言いたい! なんだこの邦題は! タイトルを見て内容が全く分からないじゃないか!! こんなつかみ所のないタイトルにして・・・・子どもの手が伸びるとは思えない。私も読み始めてええっ?!意外に面白い!! と思いましたもん。ちなみに原題はThe Giant Goldfish Robbery直訳で巨大な金魚強盗。金魚と鯉はちゃうやろ、と思いますが、まあそこは目をつぶって。どう考えても鯉泥棒騒動をタイトルに入れた方が面白かったと思うが・・・。
 なんで「おわりから始まる」かというと、少年は元々父親が漁師をしていたので港に住んでいたのですが、漁業制限になって、港での生活が終わりになって、田舎に越してきたんです。だから、終わりから始まる、くじけるな、と。まぁ、それはそれで大切なテーマなんでしょうが、それは読んでなんとなく感じればいいことで、何もタイトルにしなくても。つまんないタイトル・・・。他はすごく面白かったのに! 特に強盗団に捕まってからの少年の行動はすごく機転がきいてるし、しかもそれはちゃんと子どもでもできる、話に無理のない行動なんです。面白いです。

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エーディット・シュタイン―記録と写真に見えるその生涯

Bookエーディット・シュタイン―記録と写真に見えるその生涯

著者:マリヤ・アマータ ナイヤー
販売元:エンデルレ書店
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 ユダヤ人の11才の女の子の話。ナチスの迫害から逃れていたところで、町ぐるみでユダヤ人を匿っているところに、姉弟だけで預けられることになります。そこで寄宿舎生活を送り、やがてそこも危なくなって、更にとおい寄宿学校に送られ・・・という話。
 物語としては・・・・正直、確かに11才の女の子なので、お母さんと離れるのが嫌だというのは無理もないんですが、延々「お母さんと離れるのは嫌だ」とダダをこねたり、お父さんが行方不明だっていうのに、自分は匿ってもらっているのに、嫌だ嫌だと泣いているのは、ちょっと、うんざりしてきます・・・。すみません。
 主人公目線で話が書かれているので、この町はなぜ、住民全員が協力して匿うことができたのか、とか、社会的背景とかが、あんまり詳しくありません。大人としては、その辺の興味が満たされないので、残念です。でも、そうゆうことがあったということは、とても素晴らしいと思います。

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ルビアンの秘密

ルビアンの秘密

著者:鯨 統一郎
販売元:理論社
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 このシリーズは・・・・、人物設定を普通にするように指示でも出ているのでしょうか(笑) 何冊か読んできましたが、両親の離婚だったり、何だか過剰に青少年の心の揺れとやらを意識して作られているような(笑) フツーに大して悩みも無い主人公でもいいと思うんですけど(笑)  とはいえ、このストーリーではその設定がきちんと必要となっております。謎解きも・・・、きちんとできてるかなーと。(普通の成人書だったら、ミステリヲタとしては不満ですけども!) ただ、読後に「そんな勝手にいいんか!!」と突っ込んでしまいましたけど(笑)  で、やっぱり残念なのが…、人物かな…。主人公は容疑者として疑われたり、狙われたり、父親の愛人が出てきたり、結構色々大変な目にあうのですが、どうにもそれが、あんまり伝わってこないというか、それとも、私が個人的にこの女の子が好きじゃないから、同一化できなくて、共感できないのか、それはよく分かりませんが。なんでかな・・・。全体的に、描写がさっぱりしてたかな・・・。子どもでも分かりやすく読みやすくした結果なのかもしれませんが、出てくる悪い大人もなんとなく…、どの人も同じというか・・・。勿論、子ども達は本当に読みやすくて助かるのかもしれませんけどね。私は大人で、ミステリーも読みまくってるから、物足りないだけで。  これを読んで、ミステリの入り口として入って、大海にこぎ出してくれるなら良いなぁと思いますね。

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わたしの昆虫記 5 心にひびけカンタンの声

わたしの昆虫記 5 (5)わたしの昆虫記 5 (5)

著者:矢島 稔
販売元:偕成社
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 カンタンという虫がいること自体知りませんでした。この虫もなかなか面白いですが、一般的に言う鳴く虫全般的な説明もしっかり書かれているので、興味深く読めます。生態も面白いし、歴史上の文献の部分も流石本職!! とても分かりやすくて面白いです!

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きみとぼく

きみとぼくきみとぼく

著者:今江 祥智
販売元:ビーエル出版
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 長新太さんの挿絵というだけで、もうウキウキですよ。すみません。おしゃべりで、気の良いサイと、サイの背にとまって虫を食べる鳥、サイトリの物語。2人が出会って仲良くなってゆくのはとても楽しいのですが、途中で、周りのサイが人間に連れ去られてしまうんです。。。(TOT)  サイは知らないでのんびりしているままで・・・・。え! すごい悲しいんですけど! そこ、スルーですか!! 心の整理がつきません!!(>_<) そして、日照りが続いたらしく、サイは喉が渇いて死にそうになっていると、サイトリが頑張って水を探しに行き・・・・、人間達が水を撒いているところ(おそらく保護調査隊らしい)を発見し、皆で移動する。そしたら、多分そこに辿り着いて終わりかなと思ったら、途中で倒れたところに雨が降ってきてハッピーエンド。えーーーー!! どゆことーーー?! そーゆー感じで、なんとなく読んでいると肩すかしをくらいました。この理屈じゃないところは、これが文学というやつか?(笑) よく分かんないですけど、サイとサイトリが可愛いからいっか。

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ファッションのチカラ

ファッションのチカラ (ちくまプリマー新書 60)ファッションのチカラ(ちくまプリマー新書 60)

著者:今井 啓子
販売元:筑摩書房
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 この作者の方は、戦時中に生まれて、それからずっっと、日本のファッションの世界の中心にいたのでは?と思う程、出てくる内容のレベルがすごい!! 一流ブランドのバイヤーさんとか、社長とか、そこの理念や、ファッション界に与えた影響とか、すごく分かりやすく書かれています。現在は、あまりにも画一的な流行や、自分の体を服に合わせる、といったことに心を痛め、ユニバーサルデザインのファッション作りに携わっているそうです。
 こーゆージャンルの本ってあんまり見かけないし、とても面白かったです。

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トメック

トメック (世界傑作童話シリーズ さかさま川の水 1)トメック (世界傑作童話シリーズ さかさま川の水 1)

著者:ジャン・クロード・ムルルヴァ
販売元:福音館書店
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 ファンタジー。トメックは、1人で雑貨屋さんをしている少年。お客さんの女の子に一目惚れしてしまう。その子が、不老不死の川の水を探す旅に出ていると聞き、忘れられず、後を追う旅にでる。
 ファンタジーといっても、魔法とかはないので、昔話のテイスト。登場する世界が面白い。その森に入っている間は、知り合いが全員自分のことを忘れてしまう森とか、あと、香りを嗅ぐと眠ってしまう花があったり、それに対応して、ある言葉を言えば目覚めるという設定で、その村の人々は、眠ってしまった人を見つけると、順番に本を読んであげるとか。世界設定のオリジナリティと、主人公の素直できちんとした性格が、ほのぼのしたあたたかいお話しでした。すごく可愛いです。

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ほおずきちょうちん

ほおずきちょうちん (新・わくわく読み物コレクション 2)ほおずきちょうちん (新・わくわく読み物コレクション 2)

著者:竹内 もと代
販売元:岩崎書店
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 主人公の女の子の大好きなひいおばあちゃんが亡くなるが、それから家にひいおばあちゃんの姿が見えるようになる。きっと何か思い残したことがあるんじゃないかと、家族で、理由を探し始めたところ、タンスの中から日記が出てくる。一方、女の子は、ずっと仲良しの友達だけに、幽霊が現れることを話す。おばあちゃんの切ない思いを興味本位に話して欲しくないのに、その気持ちをきちんと伝えきれていなかったため、友達はクラスの皆に話してしまったらしい。次の日、友達が盲腸で休んだことから、その幽霊が祟るなんて言われてしまう。
 淡々と地味な雰囲気の話ですが、話の中に引き込まれて、す~っと読めました。面白かったです。クラスでイジメられ始めた所で、嫌な展開かなぁと思いましたが、そんな子ばかりでないこともさらっと描かれ、親がかける言葉も暖かく、なんか、女の子が愛に包まれているなぁと感じられました。いわゆる私の嫌いな「いい話」っぽい筈なのに、道徳の教科書的な鼻につくものも感じられなくて、すごく、読後感がしっとり良かったです。まぁ、ひいおばあちゃんの心残りが、随分あっさり判明したなとは思いましたが(笑) まあ、そーゆー宝探しの話ではないので。

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空色の地図

空色の地図空色の地図

著者:梨屋 アリエ
販売元:金の星社
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 読んでから随分時間が経ったので、結構忘れてしまった・・・。主人公は中学生女子。昔の自分からの手紙が届いて、昔、田舎で遊んだ泣き虫の友だちのことを思い出し、その子が手紙を出したのかと会いに行くと、そこにいたのは、ものすごい男勝りに育った子だった。この子の一人称が「俺」というのがちょっと寒い。友だちは昔のことを忘れたいらしく、主人公を歓迎しないが、なぜか田舎には行きたがり、2人で行く。そこで色々あるのだが・・・・。

 とにかく随所で少女ノベルっぽい寒さはありつつも、結構私は好きでした。元々少女小説好きだし。自分は優しいつもりで言った言葉でも、今思うと独りよがりの正義、相手の気持ちまで考えてなかったと後悔したりするんです。親の無言の期待にがんじがらめになったり。この潔癖さ。いいですね~。今となって読むと、設定があからさますぎてひく、とか、色々ツッコミ所はありますが、きっと素直だった昔の私が読んだら、どこかの言葉に心惹かれることだろうと思います。

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すみれちゃん

すみれちゃんすみれちゃん

著者:石井 睦美,黒井 健
販売元:偕成社
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 表紙の可愛い女の子の絵の雰囲気通りの、かわいいお話し。ただ、「すみれ」という名前が地味だから嫌だというエピソードは、どう考えても「すみれ」という名前は可愛いので、ちょっと無理があるのでは(笑) 歌が好きな子で、何かあったら気持ちを歌にして歌います。これがまた可愛い。妹が生まれて、可愛がったり、ちょっと拗ねたり。ちょっと休憩時間に読んで、ふふふと可愛い気持ちになるのに良いです。

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その歌声は天にあふれる

その歌声は天にあふれるその歌声は天にあふれる

著者:ジャミラ ガヴィン
販売元:徳間書店
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 文豪ディケンズを彷彿とさせる、と帯に書かれても、ディケンズ読んでません、すみません・・・・(-.-;)   舞台は産業革命前のイギリス。この頃は奴隷貿易も行われ、子どもは労働者として劣悪な扱いを受けていた頃。まず、人身売買の男の息子の目線から物語は始まります。ロンドンに本当に慈悲深い孤児院があり、その男は、今までの単なる人身売買だけではなく、例えば貴人の私生児など、慈悲深い孤児院に連れて行って欲しいという親から金で子どもを預かって孤児院に連れて行く商売を始める。勿論子どもは本当に連れていく訳ではなく、その辺に置き去りにして、後々まで親を脅して金を巻き上げ続けるというあくどい商売です。息子は嫌だなと思っているが、反抗できないでいた。  一方、少年合唱団で音楽を学ぶ貴族の息子がいて、もう大人になるので無理矢理家業を継がされそうになります。帰省した家で揉める中、恋人が出来ます。その恋人に、あの悪党の息子が陰から見た瞬間一目惚れ。貴族のぼんぼんは音楽家になるためにとうとう家を飛び出しますが、その時恋人が妊娠してしまうんですね。(ったく・・・・、これだからぼんぼんは!!! 危険性を考えておかんかい!!(怒))  残された恋人は子どもを生みますが、それが明るみに出るのを恐れた母親によって、あの悪党に託されてしまいます。そしていつものように捨てられそうになった時、悪党の息子がその子どもを連れて消えてしまうのでした。

 この後の展開は、まあ大体想像はつくでしょう。その通りの展開でした。まあ、でもそれが不満にはならず、「早く~早く気付け~」というジリジリした楽しみでした。当時の英国がよく描かれている、と褒める程ではないと思いますが・・・・。「時の旅人」とかの方が、時代の生活描写なんかは上手かったような・・・。でも、子どもの悲惨な扱われ方とか、よく調べて書いてあるなぁ、と思います。そこで本当に人が生きているようにイキイキとしている、とまでは感じませんでしたが・・・・・。まあまあかな。視点が変わるので、1人の人にぐっと感情移入して読む感じではないですね。色々な事件が一点に集約していく様が面白かったです。
 ただね、ちょっと貴族のぼんぼんは、考えがぼんぼんよね(笑)

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リサイクル

リサイクル―コリンはエコ戦士リサイクル―コリンはエコ戦士

著者:鈴木 明子,サンディ マカーイ
販売元:さえら書房
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 主人公の男の子は、授業で環境問題について習って、リサイクルに目覚める。近所のリサイクル工場のおじいさんとも仲良くなる。家で実践しようとするが、父親は失業でそれどころではなく、母親も仕事が忙しく、姉はモデル志望で見向きもしない。  この本が面白いなと思ったのは、このコリン君と家族のやり取りが結構面白かったことかな。コリン君、やりすぎ(笑) そりゃ、家族に協力してもらえないよ・・・、正しいかも知れないけど、正直細かすぎてウザイ(笑) そりゃ、仕事に家事に忙しいお母さんが、ジャムやマヨネーズは手作りしろ、なんて子どもに言われたらムカついても無理ないって。  最後には、コリン君も少しずつ相手がやろうと思うように話を持っていくことを覚えたり、まあまあ、話として上手いとまでは言わないけれども、堅くて耳にタコの題材を扱った割には、楽しく読めました。  楽しく軽く読むのに良いと思います。

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データはウソをつく

データはウソをつく―科学的な社会調査の方法データはウソをつく―科学的な社会調査の方法

著者:谷岡 一郎
販売元:筑摩書房
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 いつものちくまプリマー。初めに結論ありきでデータを収集すると、とんちんかんなことになる。コーヒーと病気に関することを考えた時、コーヒーだけ考えて良いのか? クリープや砂糖の影響は? コーヒーと喫煙率の関係は? 色々な要素を考えなくちゃいけない。TVや新聞の論調にも、傾向があるから、色々読み比べ、自分でも考えないとダメ、といった内容。難しかったけれども、大切な内容かな。

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気むずかしやの伯爵夫人

気むずかしやの伯爵夫人―公園の小さななかまたち気むずかしやの伯爵夫人―公園の小さななかまたち

著者:サリー・ガードナー
販売元:偕成社
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 えーっと、主人公達は人形で、公園に箱毎置き去りにされてしまった。その箱を見つけたのがネズミ夫妻。ねずみの夫妻は人形達を歓待するが、伯爵夫人だけは、気位が高くて、自分が捨てられたことを認められず、ネズミ夫妻の親切を受け入れず、我が儘放題のため、周りから仲間はずれにされそうになる。ところが、1人の人形がいなくなるという事件が起きて話は急展開。  最初は、伯爵夫人があんまりワガママのため、読んでてもやだなぁという感じですが、途中から面白くなってきます。楽しくてほっこりなお話し。それにしても、最近、人形モノが多いなぁ・・・。偶然かしら。

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君はレオナルド・ダ・ヴィンチを知っているか

君はレオナルド・ダ・ヴィンチを知っているか君はレオナルド・ダ・ヴィンチを知っているか

著者:布施 英利
販売元:筑摩書房
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 レオナルド・ダ・ヴィンチの略歴と、それぞれの絵の解説を、その絵が今どこに所蔵されているか、というような、旅もからめて紹介。すごく読んでいて興味深い。面白い。多分、見たことある絵も多数あるはずなんですけど、ああ、行く前にこれを読んでいれば・・・・。

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わたしたちの帽子

わたしたちの帽子わたしたちの帽子

著者:高楼 方子,出久根 育
販売元:フレーベル館
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 まあまあ正統派って感じかな~。女の子があるビルに引っ越してきて、そこで帽子を見つける。それをかぶって、ビルの中を色々見て回って遊んでいたら、同じ帽子をかぶった不思議な女の子と友達になる。2人で、ビルの中の不思議なトンネルや階段を探険して遊ぶ。少しファンタジー風味。でも、多少の種明かしはありつつ、でも不思議な部分も残しつつ。
 なんか、やっぱり安定したモノを感じますね。不思議な感じの描写も素敵だし。私のようなスレた大人が読むと、起伏がなだらかでパンチが効いてないなぁと思いますが、子供向けならこれが美しい姿なんだと思います。

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沈黙のはてに

沈黙のはてに沈黙のはてに

著者:アラン ストラットン
販売元:あすなろ書房
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 これはね~、久しぶりに面白かった! かぶりつきで読みました。  アフリカの架空の国が舞台。主人公の女の子の家族構成は、母親と、2番目の夫との妹と、三番目の内縁の夫と、その弟と妹。この内縁夫はアル中状態。貧しいながらも必死で暮らしていた。しかし、物語はこの一番下の産まれたばかりの妹が死んで、母親は嘆き倒れ、父親は飲んだくれ、

仕方なく自分で葬儀屋に行くところから始まる。
 その上友達の様子がおかしく、近所で噂になる。どうやら観光客相手に良からぬ商売で金を稼いでいるらしい。友達は両親を亡くし、親戚の家でこき使われて虐待されているのだ。
 やがてこの緊迫した膠着状態をぶっ壊したのは、ろくでなし父親。なんとエイズの症状で倒れたのだ。古い因習が色濃く残る町では、村八分にされる事態。そして母親も具合が悪くなる。
 金持ちの家には電話があるのに、主人公の家には水洗トイレがないとか、やたらと噂好き、迷信好きの周囲、正しい病気の知識が入ってきているにも関わらず、まだ迷信を捨てきれない社会。そんな状況でも、愛情を持って、独りで一生懸命考え、家族を友人を助けようと頑張る主人公の姿に、引き込まれます。面白かったです。

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真夜中のまほう

「真夜中のまほう」 フィリス アークル/著 BL出版
 面白かった本は別ブログに集めることにしました。こちら

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ニッポンの心意気

ニッポンの心意気―現代仕事カタログそ―現代仕事カタログ

著者:吉岡 忍
販売元:筑摩書房
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 色々な職業の人にしたインタビューがいっぱい載っています。1人当たり4,5ページ位でしたね。いや~、色んなお仕事があるものです…。例えば…えーと…何だっけ、昨日読んだとこなのに…(>_<) とにかく、 色んな仕事があって、それぞれ皆さん、金銭だけではないやりがいをお持ちで、働くことで心豊かに人生を送っておられます。なんか…、人生捨てたもんじゃないなぁと思います。あ、思い出した! 企業合併のコンサルタント…をしておられる方だったと思いますが、こっちとこっちがくっついたらよりよくなるんじゃないかなぁと考えて、企業に話を持っていって、成功したら報酬をもらうそうなんですが、大抵の企業の上の方と話すと、第一に従業員を支障がないようにと考えられるそうで、日本の企業はまだまだ大丈夫ですよ、みたいな話をされてましたね。ちょっと、心がほっこりです。まぁ…私も、見習うべきなんでしょうね…。今日ももう飽きたよ…と皆で愚痴りまくってしまいましたが(笑) 

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北風のわすれたハンカチ

北風のわすれたハンカチ北風のわすれたハンカチ

著者:安房 直子
販売元:ブッキング
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 くまさんが1人で冬眠して、淋しいなぁ、その寂しさを紛らわせるために音楽を習いたいなぁと思っていると、北風のお父さんやお母さんがやってきます。しかし態度がデカイ。ろくに音楽も教えないまま、「お前に才能がないから教えても無駄だ」などと逆ギレして、教えたんだからと強引にくまさんの食糧をとっていってしまいます。ひどい。読んでて悲しくなる・・・。そして3番目にやって来たのは北風の女の子。彼女はとても感じが良く、くまさんの孤独は癒されますが、北風は一所に留まることはできません。北風はくまさんに自然の音の美しさを教えて去っていきます。くまさんに残されたのは、北風が忘れていったハンカチが一つでした、という話。  人の心の嫌な部分の書き方が、えらいリアルで、なんかもう、読んでてへこむ(^_^;) 読後感もハッピーじゃないですが、心に残ります・・・。それが良いか悪いかは私では分かりませんが。心が触れ合った一瞬の尊さ、みたいな。復刊なので、時代も感じさせますが、一度読んでみる価値はあるかと思います。子どものご機嫌取りばかりしてるような甘ったるい児童書に食傷気味な方にどうぞ。

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メンデルスゾーンとアンデルセン

メンデルスゾーンとアンデルセン 中野 京子/著 さえら書房
 この2人に親交があったなんてね~。明言はされてませんが、多分、大筋は事実を元にして書かれていると思います。
 裕福な家に生まれ、何不自由なく育ったメンデルスゾーンはメキメキ音楽家として名をあげますが、ユダヤ人ということでは差別されます。一方、アンデルセンは思いっきり貧乏から出発して、持ち前のポジティブマイペース、悪気のない自己中で驀進し、作家として成功します。そこに歌が素晴らしくその上美しい歌手・リンドが現れます。アンデルセンは夢中になって、今で言えばストーカーのように求愛しますが、リンドはメンデルスゾーンと音楽で深く共鳴し、恋心を抱いてしまいます。(ただ、メンデルスゾーンは妻帯者なので、進展無し) そしてメンデルスゾーンは早逝してしまいます。
 3人分の伝記になってしまうので、やはり俯瞰した感じの描写になってます。1人1人の心の奥深くにグッと迫るという、読み応えがちょっと物足りないかな。アンデルセンも「成功しました」とアッサリ描かれてるし。どう苦労して、どう乗り越えてきたのか、よく分かりません。サラッと読める良さはあります。テーマの興味深さが肝ですね。まあまあでした。

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オホーツクの十二か月

オホーツクの十二か月オホーツクの十二か月

著者:竹田 津実
販売元:福音館書店
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 著者は北海道の獣医さんで、その日々の季節折々の自然と動物たちについて書かれています。  春が近づくと、農家ではこんな作業が始まるとか、山菜を採ってきて皆で食べるとか、どんな渡り鳥が来て、この時期はこんな動物が怪我をしてよく連れてこられるとか、流氷の動きとか、淡々と書かれているのですが・・・・、これが意外にかなり面白い。北海道の自然はすごい! 本当に豊かなんだなー、と、滅茶苦茶羨ましくなります。珍しい蝶を見たと言っては、農家の方が教えに来てくれたり、そんな地域のコミュニケーションも、暖かい。なんかあの、その季節になると、潮の流れの関係で、色んなモノが浜辺に打ち上げられる時があって、そうすると皆海に出かけて、最初に「これは私が拾った」とロープで印をつけておくと、その人のモノになるとかね。本当に、すごい楽しそうなんです。勿論、大変な部分も書かれていますが、著者にとっては地上の楽園なんじゃないかな・・。  本当に面白かったんですが、これ、児童向け・・・か・・・? いや、読んだら楽しいと思うけど、この厚さ、この漢字量、ハードル高いぞ・・・。

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ハコの牧場

ハコの牧場ハコの牧場

著者:北村 恵理
販売元:福音館書店
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 二年生のハコちゃんの家は北海道の牧場。そこで起こる農作業行事や、野山で遊ぶエピソード、川が氾濫して農作物が泥で埋まってしまう災害の話、牧場で働く人との話など、2年間分くらいの毎日のエピソードが書かれています。著者の子どもの頃の話なので、時代は結構前の設定です。  牧場の生活など、結構面白いし、知らない世界で興味深く、イキイキと描かれているのですが、これまた、何歳向けなの・・・? 少なくともハコちゃんと同年代には無理では・・・。厚いし字ばっかりだし、流石福音館です・・・。真っ向勝負してます。  この方、「こぐまのたろ」シリーズのきたむらさんなんですよね? 違う? いや、こぐまのたろシリーズ、大好きなんです。福音館さん、再版して下さい・・・(T・T)

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ユウキ

ユウキ―世界で8番目のたたかいに勝った男の物語ユウキ―世界で8番目のたたかいに勝った男の物語

著者:岸川 悦子
販売元:ポプラ社
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 難病に真っ直ぐに立ち向かった青年と、それをとりまく友達。ノンフィクションの本で、このような内容の場合、一体どう書評を書けばよいのだろう・・・。なんか、悪い評価をしたら、描かれた本人たちの評価を低くしたと思われそうで、辛い・・・。  戦争物、災害物、ペット物、色々ありますけれども・・・・、私が読む時の基準は、読む人の事を考えて書いてるか、ってところですね。作者の自己満足、書いてスッキリした~というだけになってないかとか、お涙頂戴になってないか、ってところですが、それもまぁ、私の主観でしかないですし。  今回の本は、最初、ご本人はオーストラリアにワーキングホリデーに行かれていたので、そこから始まります。そして、そこで知り合ったかけがえのない友人達。彼等が、メールやHPを駆使して、彼の闘病を励まします。ただ、どうしようもないことですが、彼が亡くなられてから取材して書かれたので、いつも前向きな発言をしていた彼が、本当はどんなに辛く、どうやって乗り越えて前を向いていられたのか、彼の内面が詳しく語られていないのが、残念でした。でも、そのためか、読後感は爽やかというか、若い命の希望を感じました。

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いま生きているという冒険

いま生きているという冒険いま生きているという冒険

著者:石川 直樹
販売元:理論社
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 この著者はすごいですね。インド旅行に始まり、カヌーに、南極北極の縦断とか、登山に、アフリカに気球まで乗ってますよ! 冒険内容も、同行者との交流も詳しく書かれていて、写真も豊富に挿入されていて、面白かったですv

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キス

キスキス

著者:安藤 由希,ささめや ゆき
販売元:BL出版
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 キスが印象的な、短編三部作。全部中学生が主人公。ことわざ名人の女の子との交流の話や、両親が離婚した女の子の話、無口な男の子との話、など。どの話も、設定は奇をてらったものはないけれど、感情描写が他にはない心に残るものがあります。微妙で繊細な心の動きが伝わってきます。面白かったです。

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カラフルな闇

カラフルな闇カラフルな闇

著者:まはら 三桃
販売元:講談社
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 中学生のさとちゃんは、両親が離婚して母親と2人暮らし。母親は躁鬱気味で、起伏が激しくて気懸かり。町に現れるという「闇魔女」の噂にさとちゃんは夢中。見たらいい事が起きるのか悪い事なのか分からない存在なので、噂を聞く度に書き留めている。  さとちゃんの友達が好きな男の子を見てびっくり、なんと離婚で揉めてた時に、世話になった散髪屋の息子だったのだ。男の子の描いた絵が、自分の散歩コースで、そこに自分も描かれていてびっくり。離婚した父親との微妙な会話が描かれて、同級生の万引き現場も見ちゃって、チクったと疑われて、友達に「あんたの好きな男の子と歩いてた」とひどい言われ方をして、学校中から「闇魔女」扱いされて、いじめられる。父親が再婚するらしい。ワーッッッとぶち切れたさとちゃん、自分の髪を切って飛び出し、息子に捕獲され、美容院で綺麗にしてもらう。「闇魔女」からのメッセージを受け取って会いに行ってみると・・・・。  こんな感じのあらすじ。結構面白かった。ラスト、さとちゃんが自分を自分で違う角度から見るということを感じて、パッと目の前が開ける感じが、良かった。欲を言えば、もっと良くなったのに!!という気もしてしまいますが、次回作に期待するということで。新人賞ということなので、そのうち脂がのってこられるのを楽しみに待っています。

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車いすのカーくん、海にもぐる

 車いすのカーくん、海にもぐる 丘 修三/著 佼成出版社
 例えば足が不自由な方は、地上ではなかなか思うように動く事ができませんが、ダイビングして海の中であれば、格段に思うように動く事ができます。あるダイバーの方が、どんな人にでもダイビングを楽しんで欲しいということで、やりたいという方がいれば、その方に合った方法を一生懸命試行錯誤して、今では沢山の方が海の中を楽しんでいるそうです。そして、普及活動もされているとのこと。
 この本では、著者が取材に行って、そこで出会った男の子の姿を主にして、その取り組みについて紹介しています。変なお涙頂戴ではなく、さっぱりと、ダイビングに挑戦して、楽しんで、それが自信&楽しみになって、毎日も楽しくなった、と言う事が描かれています。素直に喜びが伝わってきます。
 ですから、逆に、男の子が艱難辛苦を乗り越える涙涙の感動物語ではないです。そういうドラマチックなものはないです。私は、その方が身近な感じがして、この本の書き方が良いなと思います。
 ただ、悩む所が、既に本できゅうきゅうになっている本棚に、敢えてこの本を入れて置くかどうかということですね・・・。この本と入れ替えに、何か下げなくてはいけません。第一どこの棚にする? 社会福祉? スポーツ? ルポルタージュ? 読み物調で書かれているために、この本一冊で、調べ学習ができる程の情報量ではありません。本としては好印象なのですが、入れるとなるとどう活用してゆけばいいのか、難しいですね・・・。

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ペリー・Dの日記

ペリー・Dの日記 L.J. アドリントン/著 ポプラ社

 とっても面白かったので、とっても面白かった本の方のブログに書きました。

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天狗童子

天狗童子―本朝奇談(にほんふしぎばなし)天狗童子―本朝奇談(にほんふしぎばなし)

著者:佐藤 さとる,村上 豊
販売元:あかね書房
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  久しぶりの新刊、というか、私が小さい頃に愛読していたコロボックルの作者が、いまだにご健在ということに、驚きましたが・・・(^-^)

 子天狗ちゃんの話です。山番の与平が笛を吹いていると、その音があまりに素晴らしいということで、大天狗様がやってきて、この子天狗に笛を教えて欲しい、ということになります。そして、人間の姿をとった子天狗の九郎丸君と暮らす内に、このまま一緒にいたいと思うようになります。ところが、この九郎丸君には出生の秘密があって・・・。という話。
 日本昔話テイストな雰囲気で、天狗の世界が描かれます。きったはったのチャンバラは無いですが。終始、温かいのんびりした気分で読めます。スリルを求めてはいけません。対象年齢にしては、ちょっと厚くて字が多いと思いますが、いやいや、この位は読めるようになって欲しいかな。可愛くて楽しい、温かい話ですよ。 

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ウィロビー・チェースのおおかみ

「ウィロビー・チェースのおおかみ」ジョーン・エイケン作 富山房
 女の子はイギリスの田舎のいいお家のお嬢さまですが、なかなか活発な女の子。お母さんが病気で療養するため、お父さんと旅に行ってしまう。その間、家のことを任されるためにやってきた遠縁の家庭教師が・・・、その途端豹変!! 召使いを解雇し、女の子を閉じこめ、家中の書類を焼き捨てたり偽造したり、家を乗っ取ろうと画策する。しかも、両親を乗せた船は遭難したとの知らせが・・・・。

 その後の展開は、割とまぁ、余所でもあるかも・・・みたいな気はしましたが(勿論、これが本家本元かもしれませんが)、なにより、この家庭教師が家を乗っとっていくところが怖い!!(笑) 男じゃなくて、女だってのが怖いですよね~。奥様がいなくなった途端に、奥様のドレスを似合ってないのに着るあたり、ああ、恐ろしい~~。

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クルミわりとネズミの王さま

クルミわりとネズミの王さまクルミわりとネズミの王さま

著者:E.T.A. ホフマン
販売元:岩波書店
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 女の子は、クリスマスプレゼントにもらった、くるみ割り人形がとても気に入る。けれども、そのくるみ割り人形は、昔、お姫様を助けた時に呪いをかけられ、くるみ割り人形にされてしまった男の人なのです。ネズミの王さまは、敵で、くるみ割り人形(兵隊の服装)は、夜な夜な戦っていて、女の子はその世界を見てしまう。
 そのファンタジーな世界は、お菓子で出来ていたり、なかなか細部は楽しい。中身が可愛らしい割には、やたらと字が多くて、この内容ならもっと文章が簡単で短かったら、読みやすいだろうなぁ、なんて、児童文学会からしばかれるようなことを思ってしまったり(^_^;) まぁまぁ楽しかったです。


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犬に本を読んであげたことある?

犬に本を読んであげたことある?犬に本を読んであげたことある?

著者:今西 乃子,浜田 一男
販売元:講談社
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  ソルトレークシティの図書館には、読書介助犬というのがいるというお話し。子ども達が犬に向かって本をよんであげることで、喜びを見出すということらしい。なんかすごい。アメリカがすごいと思うのは、良いと思えばとにかくやってみよう!というこの行動力ですね・・・。ま、それが悪い方に働く時もあるように思いますが。  犬はどんなことでもフンフンと聞いて、間違えても笑わない。本を読むことが苦手な子どもでも、自信がつくらしい。日本の識字率とアメリカと同列に考えるのは無茶だけど・・・・、「誰かに読んであげる誇らしさ」というのは、あると思う・・・。それは、今の図書館ではないなぁ・・・。反省。なんとか活かせないかな~。  この本の面白かった他の点は、それに関わった介助犬、介助犬ボランティアの人々、学校の先生、そして子ども達、そんな人々の事情や心の変化をキッチリと描いているところです。その辺の、犬への溺愛、感傷をひたすら綴った本ではありません。介助犬の死、それが子ども達に及ぼした影響・・・・。介助犬を思って、植樹した子ども達は、2,3年経って卒業すると、もう木を訪れる事はなくなった。でも、忘れた訳ではない。愛情が心に根付いている。そんなエピソードがとても感動しました。  とても良かったけど、でもこれ、子どもが読む本?? 大人じゃないかな・・・? 児童のこの分野、もう本が一杯でねぇ・・・。購入というのはまた、ちょっと辛いなぁ・・・。それに、ちょっと特別な事例だし、調べ学習の資料としては需要がなさそうな・・・。良い本なんだけどな・・・どうしましょう。

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ラブレッスンズ

ラブ・レッスンズラブ・レッスンズ

著者:ジャクリーン ウィルソン,Nick Sharratt
販売元:理論社
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 ジャクリーン・ウィルソンらしい一冊。主人公のブルーは、妹と共に、父親の横暴な教育方針のせいで学校に行っていない。その上、小遣いももらえず、服も母親の手づくり。ところがそんな父親が脳梗塞で入院したため、初めて学校に行く。しかし、団体行動が分かってないために、馴染めない。そこで、初めて絵を褒めてくれた先生を好きになってしまう。先生の家にベビーシッターに行ったりして、どんどん盛り上がる。先生は、なんとブルーのことを憎からず思っていたようで(とんでもない成人男性だ!!14の女の子に!)、ブルーのアタックを拒否し続けられない腰抜け野郎。
 結局色々あって、初恋は苦く終わり、新しい明日が始まる。
 導入部分は、父親の横暴振りが我慢ならず、ブルーを応援するが、だんだんブルーが突っ走り始めると、14の女の子が恋に思いこんだら怖いですね・・・(-.-;) 聞く耳ももたないし、人目も気にしないし、こんなワガママな女、疲れる・・。まあ、先生は自業自得ですけどね!! 

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ロマン・カルブリス物語

ロマン・カルブリス物語 完訳版ロマン・カルブリス物語 完訳版

著者:エクトール マロ
販売元:偕成社
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 面白かったので別ブログに。こちら


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とべ!人工尾びれのイルカ「フジ」

とべ!人工尾びれのイルカ「フジ」―世界初のプロジェクトに挑戦した人びととべ!人工尾びれのイルカ「フジ」―世界初のプロジェクトに挑戦した人びと

著者:真鍋 和子
販売元:佼成出版社
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  感動ノンフィクションなんて、背表紙に書いてあるので、「誰がそうまんまと感動するかボケ!」と思いながら読んだのですが、フッ、やられてしまいました・・・。  イルカのフジさん(ママなので)が、尾びれが壊死するという病気になり、やむを得ず尾びれの殆どを切り取る事に。尾びれを振っても進まなくなってしまうんです。  私も水族館でイルカショーを見た事がありますが、あの人達、ステージ裏の待機中の狭いプールででも、ぴょんぴょん飛んでるんですよね。気持ちいいんだろうなーと思った思い出があります。それなのに、進まなくなったフジさんは、泳ぐ気力も無くしてしまって、皆がぴょんぴょん飛んでるプールの端っこで、1人プカーっと浮いてるだけだったんですって。可哀想すぎるーーーーっっっっ。  それで、飼育員の人たちが、人工で尾びれを作ろう!とブリジストンに協力をお願いしたそうです。私がこの本がいいなと思ったのは、人間がフジのことを好きで、助けようと頑張った、プロジェクトXみたいな話だったからです。よく動物モノであるんですけど、動物がとても飼い主を愛していて、その純粋な愛で心癒されるみたいな・・・。そんなん、人間に置き換えて考えてみたら、感動モンでもなんでもないですよ、自慢ですか?みたいな。  よくブリジストンももうけがないだろうに、協力してくれたよね・・・(TOT) 飼育員の方達だって、フジさんが尾びれを触られても嫌がらないように、尾びれを着けても嫌がらないように、地道に訓練を続けて・・・。  作れば作る程、フジの体力が回復して、尾びれを動かす力が強くなって、何度も何度も尾びれを改良したそうです。フジさんも、人工尾びれのせいでケガをして人間が落ち込んでるのに、またつけて~てな感じで、飼育員さんの所に来たそうです(TOT)  それで、またズルいのが、ラストシーンは見事にフジさんが宙を舞ったシーンで終わり。美しすぎるじゃないか!!!(TOT)

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ふたりきりの戦争

ふたりきりの戦争ふたりきりの戦争

著者:ヘルマン シュルツ
販売元:徳間書店
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  まあ、面白く読めましたが・・・でも・・もう正直この手のは飽きてきました・・・(^_^;) 女の子はナチスが台頭してきたドイツに住んでいて、お父さんが政治的な理由で連れて行かれてしまい、母親もいなくなってしまい、田舎に疎開することになります。この手の話の割には、意外にすぐ新しい場所に馴染んで、親切にしてもらってつつがなく暮らす。しかし、なんか村で、強制労働で連れてこられている外国人がどっかにまた強制移動させられることになり、知ってるロシア人の男の子を逃がそうとして、なぜか一緒について行く事に。なんでやねん! 無計画にも程があるぞ! 2人の旅が始まるが、ここからのサバイバルの旅は、まぁ、児童文学ではよくある話やね・・・。まだ幼いので、恋と言えるようなハッキリした感情でもなく、2人の微妙な結びつきが面白い。でも、その・・・、その分強いインパクトとかオリジナリティがないので、一ヶ月後には忘れてそう・・・。読めばそれなりにとても面白いです。

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ウィッシュハウス

ウィッシュリスト The Wish Listウィッシュリスト The Wish List

著者:オーエン・コルファー,Eoin Colfer
販売元:理論社
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 男の子のひと夏の青春てやつだそうです。家族で公然とマリファナ吸ったり、魔性の女の子に避暑地で出会って、退廃的な感じにはまっていく主人公。彼女の父親は画家で、実は主人公にモデルとして目を付けたのは、父親だった。女の子に誘惑させて、家に呼び込み、モデルをさせるという作戦。  妖しい魅力の女の子に分かっていながら強烈に惹かれる主人公の気持ちや、働き始めた友達と距離が出来た(自分は学生)疎外感など、すごく良く表現されていました。良い本なんだろうと、理性では思いますが、個人的な好みで言えば好きくない。面白くない。だって、私はこの主人公の男が全っ然好みじゃないね! 可愛くない! つーか、相手の女性もねぇ・・・・女の敵だし(笑) うん。この女の子に全然共感できる点がないのも辛い。よくできた話だと思いますが。すみませんが、好きじゃないです~。

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ぼくの南極生活500日

ぼくの南極生活500日 武田剛/著 フレーベル館
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アルマ

アルマ―運命のペンアルマ―運命のペン

著者:ウィリアム ベル
販売元:朔北社
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 まぁまぁといったところ。アルマは本好きの女の子。大好きな作家がいて、作家になりたいと思っている。  アルマは清書のアルバイトに選ばれるが、ひょんなことから、その家の人が、大好きな作家では?と知ってしまう。素性を隠して暮らしているので、知らない振りをするアルマだったが、作文が長いと笑われて、クラスでばらしてしまう。後悔するアルマ。アルマと作家の友情はいかに?  女の子の感情がよく描けているので、スイスイと楽しく読める。逆に言えば、読み応えは、弱いかな。

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ツキノワグマ

「ツキノワグマ」 宮崎学/著 偕成社
 面白かったので、別ブログ

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教室の祭り

「教室の祭り」草野たき/著 岩崎書店
  面白かったので別ブログへ。

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マンハッタンの魔女

マンハッタンの魔女マンハッタンの魔女

著者:サラ ムリノフスキ
販売元:ヴィレッジブックス
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  出版社で大体の雰囲気はつかめると思いますが、アメリカの女の子のお話で・・・一言で言えば、ジャクリーン・ウィルソン風ですね。  主人公の妹が魔女の力に目覚めます。主人公は、自分も学校の目立つイケてるグループに入りたかったので、妹にダンスが上手くなる魔法をかけてもらって、パーティの一員に入り込みます。そして、父親の再婚を阻止しようとします。けれども、実は再婚相手がいい人で、なかなか上手くいきません。派手なグループの方も、派手なだけで、全然中身がない人たちばかりで、本当に心優しい昔からの友達を傷つけてしまいます。本当に大切な優しい人たちに気が付く、という話。まあまあ軽く楽しく読めますよ。

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銃声のやんだ朝に

銃声のやんだ朝に銃声のやんだ朝に

著者:ジェイムズ リオーダン
販売元:徳間書店
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  第一次世界大戦で、フランスと戦ったイギリスの兵士の話。冒険心とか功名心程度で戦争に志願して行く感覚にびっくり。お前らアホやろ!! 戦争やぞ?! 死ぬんやぞ! そして、フランスとの撃ち合い。めっちゃ原始的です・・・。戦車とかないみたい。すごく近くで撃ち合っているようで、クリスマスの時、戦場の兵士達の間で休戦しようぜ!という声が掛けられ合って、休戦して、サッカーをしたという実話があり、それを元にした小説のようです。  当時の青年の心理、戦場の様子、戦争の悲惨さが、とてもよく描かれています。こんなテーマなので、面白いかって言われると、まぁ・・・(^_^;) 読書感想文にどうですか。

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青いリボン

青いリボン青いリボン

著者:大島 真寿美
販売元:理論社
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  高校生の依子の家は、家庭内別居。子どもの頃からケンカしていた両親なので、依子的にはこのバランスでいいかと思っていた。受け身な性格で、あまり喜怒哀楽を表現することが乏しい。ところが父が転勤になり、母も転勤になったことから、離婚の話になる。転勤先の上海に行くのは嫌だと依子が言うので、友達の梢の家に居候する事になる。  梢の家は、3世代の大家族。今まで一人っ子で放任されてきた依子にとっては、別世界。梢の家族の間での、理解できなくても相手を尊重したり、優しくしたりケンカしたり、そんなザワザワと人の存在感のある家に暮らす事によって、自分の気持ちを見つめてゆく。家庭内別居について、全然割り切ってなんかいなかったのだ。  ちょっとスパイスがきいてていいなと思ったのが、前に台湾に引っ越してしまった沖田君という存在。依子は梢にたきつけられて、彼に手紙を書いたりするんですが、好きという分かりやすい感情ではなく、なんとなく、印象的で、気になる・・・・感じで、彼の送ってきたCDを聴いたりして、影響を受けていく心の機微が、せつなくて、綺麗だな~と思いました。  ま~、地味な本ですが、心に残る本だったと思います。

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君はピカソを知っているか

君はピカソを知っているか君はピカソを知っているか

著者:布施 英利
販売元:筑摩書房
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  タイトルの通り、ピカソについての本。淡々と書かれていて、すんなり読みやすく、興味深かったです・・・・、といっても、すみません、忙しくて半分しか読めなかった・・・。まぁ大丈夫でしょう。きっとこの調子で最後まで書いてくれているはず!  もう、ちくまプリマーはいつもきちんと書かれているし、岩波ジュニア新書みたいに読まなくてOKにして欲しい・・・。ダメですか、そんな手抜きは・・・そうですか・・・(=_=)

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風と木の歌

風と木の歌―童話集風と木の歌―童話集

著者:安房 直子,司 修
販売元:偕成社
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 とても美しくて素敵でしたから、こちらへ。


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ピノッキオのぼうけん

ピノッキオのぼうけん

著者:カルロ・コルローディ,安藤 美紀夫,臼井 都,Carlo Collodi
販売元:福音館書店
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 はぁ・・、ピノッキオって、こんな話だったのね・・・。嘘をつくと鼻が伸びるってのは、話にとってはちっちゃなことなんだ・・・。このピノッキオがまぁ~、懲りないというか、すぐ誘惑に負けて言いつけを破って楽しい事の方に流れて、散々な目に遭う繰り返し。あほですわ。でもまぁ、子どもは共感するのかな? でも、優しい気持ちはあるんですよね。それまでが散々だったので、お父さんが海にのまれた時に、助けに飛び込んだ時は、不覚にも感動しましたが・・・。  楽しい話なんですけど、「よい子にしてないから散々な目に遭う」とか、ちょ~っと、お説教っぽいものを感じなくもない・・・(^-^;; 決して、ウンザリするほどではないんですけど。話を読んでたら伝わってくるんだから、わざわざハッキリ書かなくてもねぇ~。

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のっぽのサラ

のっぽのサラのっぽのサラ

著者:パトリシア・マクラクラン
販売元:徳間書店
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 面白かったので別サイトへ。

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ふしぎなロシア人形バーバ

ふしぎなロシア人形バーバ エインズワース/著 福音館書店
 エインズワースの新刊(ってゆーの?)キターーー!! すっごく楽しかったので別サイトへ

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夜中に犬に起こった奇妙な事件

夜中に犬に起こった奇妙な事件 新装版夜中に犬に起こった奇妙な事件 新装版

著者:マーク・ハッドン
販売元:早川書房
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  自閉症の男の子が主人公の本。近所の犬が殺されて、犯人を捜すことから、主人公の家族のことが色々と分かっていく話。とにかく、この主人公の物の見方、感情の動き方、それらが自分とは違うことが、すごく興味深く読ませます。何かを決める時に好きな色で選んだり、色んな看板とかの情報がいっぺんに並列に入ってきてパニックになったり。訳の分からない、しかし本人には大事なこだわりを見せたり。でも、本人的にはまっすぐで、一生懸命なんですよね。うん・・・普段知ることの出来ない世界に連れていってくれる、そんな読書の楽しみが詰まってます。  タイトルには事件とか入ってますが、ミステリ要素はまーったくないです(笑)

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トンデモネズミ大活躍

Bookトンデモネズミ大活躍

著者:ポール・ギャリコ,矢川 澄子,Paul Gallico
販売元:岩波書店
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 感動しました。別ブログへ~。

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ミステリーセレクション

ミステリーセレクション 1 (1) ミステリーセレクション 1 (1)

著者:マ-ク・トウェン
販売元:ポプラ社
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 さすがにそこまでミステリマニアではないので、ここに収録された短編のラインナップについて、コメントできる程の知識はないのですが、作者を見た限り定評のある方が多く、装丁も良くて(渋すぎるくらいですが、ミステリとしてはこの位がいいですよね~)、全体的にとっても良いvと思います。ただ、御手洗は殆ど読んでいますが、沢山ある中でなぜコレ?と思いましたけど(^_^;) でも、子ども向け・・・と言って、子どもにこびへつらったかのような、いくら軽い楽しい読み物でも限度があるだろう!! 楽しくないぞ! と出版社・編集者の理念を疑うような本が大量に出版されては消えていく中、とっても嬉しい!! 本当にねぇ・・・あれだけコナンが読まれていて、子どもの目もミステリに対してそこそこ肥えていると思うのに・・・・、どうしてあんなに推理もトリックもない本が出版されるのか・・・・。売れるのかなぁ? 子ども達よ! 面だけ漫画っぽい絵だからって、騙されるんじゃないぞ!! 
 ただ一つ、悲しいことに、一つだけ手塚治虫が収録されている・・・・(号泣) 赤木かん子さんは!! 前にも確かSFのアンソロジーを出版されて、漫画を入れてたでしょ!! どうしてわざわざそんなこと・・・・(TOT) それとも、赤木かん子さんは、その点に対する問題提起もしているのでしょうか。穿ちすぎ?(笑) 私は漫画大好きだし、手塚だし、ちょっとだけだし、いいと思うのよ・・・。これで手に取ってくれて、他のも読んでくれればいいじゃない? でもそれって邪道とか、己の力量不足だとか言われたら、ぐうの音もでない・・・(>_<)

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呪われた首環の物語

呪われた首環の物語 呪われた首環の物語

著者:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
販売元:徳間書店
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 この作者にしては、筋が直線でした。何の特殊能力もなくて、劣等感を持っている男の子が、色々降りかかってくる困難を、勇気と誠意でなんとか切り抜け、父親の愛情も再確認できるという話。ジョーンズ特有のウイットというのか、エキセントリックというのか・・・そういう部分が薄く、普通のFTとして読めます。私、この方の本は挫折したものもあるのですが、今回は最後まで意味が分かって読めました。ただ、どうしても、ハウルなんかと比べると、ちょっと落ちると言わざるをえませんが・・・。ハウルやクレストマンシーを読んだ後に、手をつけたら良いのでは? これだけ読んで、ジョーンズってこんな感じと思わないでね。

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マリ・キュリー

マリ・キュリー マリ・キュリー

著者:桶谷 繁雄,朝倉 摂
販売元:童話屋
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 キュリー夫人の伝記は好きなので、それだけで点が甘くなる(笑) かなり詳しく書かれていたので、小学生が読むのはしんどいかも。科学的なこともきちんとかかれているので、読んでくれさえすればとても面白いのですが。ただ、このシリーズ、確かアンリ・デュナンも読みましたが、内容はとても面白いのですが、見た目が・・・。妙に本自体の大きさ小さいし、字の大きさも小さくて、子どもが手に取りづらい! 売れるかな・・・・。良い本だと思うので、続いて欲しいのですが。

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フェイマス・ファイブ

フェイマス・ファイブ―宝島への大冒険 フェイマス・ファイブ―宝島への大冒険

著者:エニード ブライトン
販売元:実業之日本社
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 ベタですよ~!(笑) 少年少女のグループが、無人島を探検したり、沈没船を探検したり、からくり屋敷で宝探し。流石ベタだけあって、ポイントを外さず、明るく楽しい。ただ、子ども特有の頑なな真っ正面からの正義感が、今の私のこの年齢で読むと、正直ウザイ(笑) いくら正しくても正面から自分の正義を押しつけても、なかなか通らない。相手が受け入れやすく説得しなくては話は進まないし、とか思うなんて、私もせこい大人になったものです。だから、子ども達は、主人公に共感して読むんじゃないかな。

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いつまでもベストフレンド

いつまでもベストフレンド いつまでもベストフレンド

著者:サラ・デッセン
販売元:徳間書店
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 主人公は目立たない子だったが、友達ができて交友範囲が広がり、格好いい不良っぽい彼氏ができて、有頂天。急に母親の庇護がうっとおしくなる。友達は死んだ彼氏の子どもがいることが判明し、産むことにする。タイトルの割には友情というより、親子の関係性の方が主な感じ。結局、頭が冷えたら彼氏のしょーもない所が分かって、失恋によって自立して和解する。
 面白い本だと思いますが・・・心理描写もよくできてるし・・・、でも私は個人的には好きじゃないな!(笑) だって、この彼氏に夢中になる気持ちが初めから全然わからん! 授業さぼって、車乗り回してたら、女の親が反対されるのも当たり前じゃないか!! こそこそ夜に車でやって来て、でも家を訪ねる気なんかなくて、エンジン音を響かせてアピールして女に出てこさせるなんて、なんでこんな薄っぺらい野郎に夢中になるのか! 早く目を覚ませ!!
 んで、最後には親友の感動の出産シーンときた。勿論命の誕生は素晴らしく、悪いとは言いませんが・・・、なんか、すごい道徳の教科書みたいな嫌な感じがしました。なんか、大人が「私たちは君達の気持ちを分かってるよ~」って言ってる気がして、すごい反抗したくなる!(笑) 私は嫌っ。大人が予想通りの、ファッションだの恋愛だのにうつつを抜かして勉強が嫌いなステレオタイプの女の子になんか、絶対にならない! そんな、高校生の頃の気持ちを思い出させてくれた本。大人が思う「いわゆる最近の女子高生」の子が読んだら共感するのかもしれません。ただ・・・・この年で本を読んでる女の子って・・・・そんな、分かりやすい思考の女の子じゃないと思うの・・・(笑) まぁ、この本の舞台はアメリカなので、単純な主人公で当たり前なのかもしれませんが。

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マイがいた夏

マイがいた夏 マイがいた夏

著者:マッツ・ヴォール
販売元:徳間書店
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 典型的に、良い本だけど全く趣味じゃない本(笑) 思春期の主人公とその親友は2人ともマイを好きになってしまい、三角関係となって、主人公は友人を貶めて自分を良く見せようとしてしまったり、気を惹こうとバカなことをしたり、そんな心情はとても良く表現されている。が~しかし~、こーゆーやんちゃ坊主が主人公で、周りの大人達からは叱られてばっかりで、でも今から思うと、子どもはあの位反抗的でやんちゃなのが美しい青春だ、みたいな話は私は嫌いだ(笑) 大人が「思春期の子どもはこう思ってる」という目で見ていて、そして結局はその通りの、いわば手の平の上状態で、一体何が反抗期か(笑) 第一、外人の子どもはこれ程人目を気にしないというか、ワガママなんだろうか。こんなに好きなように感情表現できれば十分じゃないか。ストレスも何もないでしょうに。こんなんなら、私は十二国記月の影~やら、つきのふねや、バッテリーの方が好きです。

 しかも、何でこのマイがいいんだ?(笑) 髪が長いから? 顔が可愛いから? まあ、良く言えば純粋、悪く言えば単純な男の子が考えるのはその程度かなぁ。どうも、マイにたいして夢見がち過ぎて、マイの存在感にリアル感がない。しかも最後、マイが溺れて死ぬところも、必然性がない!! 恋愛に決着をつけるのを逃げたでしょ!! 初恋の思い出は儚く散るべきなのか!! 途中、母親が男といるところをみてしまったりと、エピソードが入るが、どれも突然でエピソード間の繋がりがない。それが、現実っぽいと言えるのかもしれないが、読んでて、いきなり何やねんと思ってしまった。 まとめると、少年の感情描写だけは優れているので、他の欠点は目をつぶればいいんじゃないでしょうか。

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ウィッシュリスト

ウィッシュリスト The Wish List ウィッシュリスト The Wish List

著者:オーエン・コルファー,Eoin Colfer
販売元:理論社
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 本当は良い子が継父に虐待されて仕返しするために悪いグループに入り、老人にケガを負わせ、悪い奴のせいで命を落とす。天国の審判でプラマイゼロだったので、地上に戻され、ケガをさせた老人の最後の願いを3つ叶えたら天国に行けると言われる。老人と最初はケンカするが、協力する内に分かり合う。
 ベタな話やなぁ~(^_^;) この手のなら、カラフルの方が良いんじゃないかと思いますが・・・文章が軽妙なので、主人公と老人のパートはまあまあ楽しいです。ただ邪魔に入る悪魔の方の話が、とにかく長い! 話を面白くさせるために意味無く入っているが、これは・・・面白いのか? アメリカンジョークじゃないか? ここが楽しく読めるのであれば、楽しい本だと思います。

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おしゃべりな手紙たち

おしゃべりな手紙たち
ポーラ・ダンジガー著 / アン・M.マーティン著 / 宇佐川 晶子訳
早川書房 (2004.5)
通常2-3日以内に発送します。

 ハリネズミの本箱レーベルで今までで一番面白かった!! これはなかなかいいです!
 転校してしまった親友同士の文通形式。大人しいお嬢さまと率直すぎる下層階級の子が文通していく中で、お嬢様の方の家の雲行きが怪しくなって、ちょっとした言葉尻でケンカしたり、謝ったり、励ましたり、傷つけたり、そんなやりとりが面白いです! アマゾンではもう買えないみたいです。 

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バラ色の怪物

バラ色の怪物 バラ色の怪物

著者:笹生 陽子
販売元:講談社
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 中学生のひと夏の体験もの。主人公は普通の中学生の男の子で、中学生のくせに裏でオークションサイトで儲けている奴に出会う。やたらと優秀で小難しい蘊蓄をたれる、このどうみても胡散臭い奴に、コロッと騙されて惹きつけられていく主人公の気持ちはよく書けている。なんかこう…、自分の知らない世界の、ちょっと危ない魅力とでもいいますか・・・。また、クラスメイトの女子が、意味もなく騒ぎを起こして変な服装をして、周囲の目を跳ね返して生きる様子も、わからんでもない。大きい問題提起も解決はないので、物足りないとも感じましたが、そこがリアルだとも言えるかな。

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金曜日がおわらない

金曜日がおわらない 金曜日がおわらない

著者:アニー ドルトン,風川 恭子
販売元:文研出版
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アニー ドルトン, 北村薫のターンみたいな設定。違う行動をおこすと、いい結果になることが分かって、試していく内に、最後にはハッピーになる話。単純だし、上手くいきすぎだけど、わりと読みやすい。良かったな~と素直に思えました。

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ミルクウィード―天使の羽根のように

ミルクウィード―天使の羽根のように Book ミルクウィード―天使の羽根のように

著者:ジェリー スピネッリ
販売元:理論社
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 スターガールの著者ですね。今回の話は、ライフイズビューティフルの親父がいない版って感じ。ストリートチルドレンなので、政治的に何が町で起こってるのかわかんないんですね。軍隊が行進してるのに、ただ格好いいって興奮したり、ユダヤの隔離施設でも、外から見て、好きな子が行ったからって、楽しそうだとか思ったり。もう、全然分かってないのに、その日その日の過酷な日々を、可愛くない性格なりに、間違った希望でもそれでも抱きながら、必死で生きていく。出てくる子供達の性格があんまり可愛くなくてリアルにむかつくので、あんまり感情移入も感動もできなかったけど・・・(^_^;) それはそれで変に甘くもなく、センチメンタルでもなくて良い。スピネッリってもっと難解だって聞いてたんだけど?? 結構分かりやすかったけどなぁ。

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パーフェクトコピー

パーフェクトコピー Book パーフェクトコピー

著者:アンドレアス・エシュバッハ,山崎 恒裕
販売元:ポプラ社
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 クローン人間ではないかと疑われた中学生の男の子の話。父親の圧力でチェロの英才教育を受けているが、思うように伸びず、やめようかと思い始めるが、父親は絶対に才能があるからやれと言い張る。余りに言い切るので不審に思う主人公。自分は本当にクローン人間なのか。それなら一体誰の? 事件のからくりもなかなか破綻がないし、親と子の確執は受け入れられるテーマじゃないかな。ただ、最後まで父親と和解できないのが残念ですが、まあ、現実はそんなもんかも・・・。淋しい・・・。本の世界くらいは、頑張って分かり合って欲しいものですが・・・・。

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