リキシャ★ガール

リキシャ★ガール (鈴木出版の海外児童文学―この地球を生きる子どもたち)Bookリキシャ★ガール (鈴木出版の海外児童文学―この地球を生きる子どもたち)

著者:ミタリ パーキンス
販売元:鈴木出版
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 ポップな題名のイメージとは違う、真面目なお話。バンクラディッシュの女の子は、両親と妹と暮らしている。イスラムの国らしく、女の子は家で母の手伝い、働くなんて考えられない、外も1人で歩けない、という生活。お父さんがリキシャという人力車の仕事をしていて、疲れているのが心配の種。男の子がいないから、手伝ってあげられないのだ。
 自分も手伝いたい!と思い、リキシャを動かしてみようとするが、重くて動かず、その内、傷を付けてしまう。その気持ちを汲んで、きつく叱らない両親(TOT) しかし、まずいものはまずい。女の子は、修理屋さんで自分が働いて、修理代を稼げないかと男の子の振りをして行ったところ、なんとその修理屋さんは、女の人だった!!
 マイクロファイナンスという、個人に少しお金を貸して、女性の自立を助ける制度が紹介され、絵の上手という女の子の才能が認められ、働けるようになった、というお話。小粒だけど、心温まる。中学年くらいかな。

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ガツン!

ガツン!ガツン!

著者:ニック・ホーンビィ
販売元:福音館書店
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 高校生くらいのスケボーが趣味の男子が、はじめて彼女が出来上がって舞い上がり、すぐさめて別れようと思ったところに、うっかり子どもが出来てしまったという話。
 イギリスが舞台だとしても、随分とさっぱりした……。じめじめとしたところがあまりない。親も嘆いた後は、バックアップしてくれるし。しかも、恋が冷めてるのに、産むといい、子どもは可愛いし責任があるからといって、ちゃんと足繁く通って優しくし、うっかりまた好きになって元の関係にもどったかと思いきや、ラストシーンの何年後かにはお互い他の恋人が出来ている、という、ああ外国は凄すぎる。
 まぁ、こーゆー世界もあるんやなという、ことで。実感としてはさっぱり心に響くモノはないけれども、それなりに面白くは読める。

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靴を売るシンデレラ

「靴を売るシンデレラ」ジョアン バウアー (著), 小学館

アル中の父を持つ女の子が主人公で、靴の販売接客のアルバイトを始めたら、お客様にぴったりな靴を心を込めて選ぶ楽しさにはまってしまった。ところが、その良心的な老舗の店は、今の社長の息子が、薄利多売のチェーン店に名前を売ろうとしていた。今の社長は、おばあちゃんなのだが、主人公をつれて、支店周りの旅にでる。
 その中で、主人公は、よい子どもでいるために、無理を重ねて来たことに気がつき、アル中の父や、母や、妹と、真正面から本当の気持ちを話せるように成長してゆく。
 家族問題の部分は、よくあるテーマだと思いますが、心を込めて働いて喜びを感じる部分が面白かったですねー。

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ひとりたりない

ひとりたりない (おはなしルネッサンス)ひとりたりない (おはなしルネッサンス)

著者:今村 葦子
販売元:理論社
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 小学校の女の子が主人公。道路に飛び出した弟を助けるため、姉が死んでしまう。ショックで弟は赤ちゃんのようになってしまい、両親は酒におぼれたり、すさんでしまった。おばあちゃんに電話で助けて!と頼む主人公。そこでおばあちゃんがやってくる。何も言わず、ただ食事を作り、時間薬が効くのを待つおばあちゃん。いつしか、生活が立ち直ってゆく。そんな時、おばあちゃんが弟と2人きりの時に倒れてしまい…。

 なかなか初めからヘビーな設定です。最初読んだ時は、なんかリアルじゃない設定だなぁ…と思ったのですが、読んでいくと、女の子の気持ちが丁寧に描かれ、おばあちゃんがもう仏様のよう…。年を重ねた人の重みですね。すごいテーマなので、共感、というのとは違うけど…これが正解なのかなんて分からないけれども、読んで何か感じるところはある本だなと思いました。変に悲劇的にセンチメンタルなお涙頂戴では無かったと思います。

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建具職人の千太郎

「建具職人の千太郎」岩崎京子/著 くもん出版

 江戸時代、建具職人の家に奉公にあがった姉弟の物語。建具職人の世界がものすごく細かくしっかり描かれていてびっくりです。登場人物も色々でてきて、兄弟子っぽい人から、親方とか。2人の頑張りが伝わって来ます。

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あいたい

「あいたい」光丘真理/著 文研出版

 美砂は中学二年生。学校に近い親戚の老舗うなぎ屋さんに住んでいて、そこの若女将の明子と仲良し。ところが突然明子が病気で死んでしまう。(ほんとにびっくりしたよ!!) 鏡に「あいたい」と書かれていたことから、誰か会いたい人がいたのではないかと考え、探すことにする。
 こういうきっかけで、明子の過去を辿ることになる。明子は子どもの頃足が不自由で、リハビリが受けられる学園に通っていただとか、若女将になってからの、スタッフやお客に対しての気持ちなど。
 人を愛する幸せが描かれた物語。

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ヴァイオレットがぼくに残してくれたもの

「ヴァイオレットがぼくに残してくれたもの」ヴァレンタイン/著 小学館

 ルーカスは父親が消えていなくなって、母親と妹だけ。そこでタクシーの事務所で骨壺と出会った。その骨壺に入っているのはヴァイオレットというおばあさんだった。
 これをきっかけに、父親の過去があばかれてゆく。ルーカスは勝手に良いイメージを持っていた父親像から、脱却していく。どうやら、彼はどうしようもない男で、ヴァイオレットに殺してくれと頼まれたらしい…。
 よく出来てる成長物語のようですが、あまりにも突飛な設定で身近に感じられないなぁ…。外国モノって元々苦手なので…。私にはちょっと荷が重かった…。

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戦火をくぐった唄

「戦火をくぐった唄 」西村 滋/著  講談社

戦争によって孤児になった子供をひきとって育てる施設と、そこの職員の方々の物語。
3人…か2人の子供がクローズアップされて描かれています。親が生きているかもしれないと望みをつないで、のど自慢になんとか出ようとする男の子。だがしかし、慰問に訪れた人がたまたま近所の人で、親御さんの最期を見ていた……。
親が来るかもしれないと、脱走して待ち続ける男の子。見かけは落ち着いていても、何も信じられなくなっている子どもなど。
 キャリアのある作家さんのようで、ぐいと読ませるものがあります。内容は、そんな私などがどうこういえるような次元ではないので…。
 ただ、やはり大人から見た子ども達の様子なので、ある程度、そういう本でもよめる年齢の子じゃないと難しいかな。主人公=自分となる小さな子にはおすすめしません。

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フレンズ・ツリー

フレンズ・ツリーBookフレンズ・ツリー

著者:アン ブラッシェアーズ
販売元:理論社
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トラベリングパンツの続編…というか、その下の世代の女の子達の話。3人の幼なじみが、大きくなって疎遠になっている。1人はマイペース、1人はガリ勉、1人は大人ぶりたい感じ。それぞれ、母親からあまり構われなくて、知らない父親の祖母がモデルだと聞いて、モデルになりたいなどと無茶な挑戦をし、ガリ勉の子は、名誉ある夏休みの授業に選ばれたと思ったら、それがキャンプで、イヤイヤ参加したり、3人目は、かっこいい男の子に迫られて有頂天になったり。
 そうして、それぞれ挑戦して本当に大切なことを得てゆく。定番な感じの青春ストーリー。

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ガール!ガール!ガールズ!

「ガール!ガール!ガールズ!」宮下 恵茉/著 ポプラ社

 中学2年の女の子が主人公。テニス部でまったり過ごしているけれども、本当は別に仲良しでもない。誰かがちょっとしたことで順番に仲間はずれにされては、何日か経てば次の人に移るという。それで必死で話を合わせ、機嫌を取っているが、学校の超美形の男の子に声を掛けられ、名前を聞かれたせいで、無視されるようになる。
 学校に行きたくなくなった時、公園で女の子に出会う。この女の子は言葉が遅れているのと、母親が昔いじめられていたのとで、公園デビューできずにいた。
 違う年齢で似た境遇の人にあって、長期的視野を持てるようになった女の子は、自分が何をしたいのか、考えるようになるお話。
 

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